2021年は「かまいたち」が大飛躍か 山内の“狂気”にますます磨き

エンタメ 芸能 2021年1月4日掲載

  • ブックマーク

濱家の万能さ

 山内の持つ狂気は相方が好青年風の濱家だから、より活きるのだろう。2人の間にある谷間が深くなる。NSC講師の演芸作家・本多正識氏によると、濱家はとにかく器用な万能タイプだという。

「例えば将棋。私も濱家君も初心者だったのですが、彼はハマると見る見る上達し、もうとても勝てません。手品はプロ並みの腕前で、料理も玄人はだしですよ」*2

 NSC時代の山内はどうだったのだろう。

「スキあらばボケ倒す山内君は、笑いにマジメで貪欲。NSC時代の舞台トークの練習の際、ほかのメンバーが『下ネタはあかん』と言うと、彼は“フリ”と勘違いして延々とエロトークを続け、こってり先生に怒られたとか(笑)」*同

 頭が良いのは間違いないものの、ボケ役を演じているだけでなく、天然ボケでもあるらしい。

 山内も濱家も3年前に結婚したが、山内が夫人と交際するまでの経緯もこの人らしい。自分のインスタグラムに「いいね」を付けてくれる女性のプロフィールを片っ端から見て、そのうち好みの女性にダイレクトメッセージを送ったというのだ。

「僕、猫が好きで飼っていて、インスタに載せていたんですよ。嫁も猫が好きで飼っていて」(TBS「人生最高レストラン」)

 それからお互いに「いいね」を押すようになり、ダイレクトメッセージを送るに至った。

 濱家によると、山内はミクシィを使っていた当時は閲覧者が残す足跡を辿っていたそうだ。

 山内が私生活でもネタを量産し、それを濱家が公開して笑わせる。フリートーク時も役割分担がきっちりできている。2021年はかまいたちが大飛躍する年になりそうだ。

*1:日経エンタテインメント 2019年6月号
*2:週刊プレイボーイ 2017年11月6日号

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。1990年、スポーツニッポン新聞社入社。芸能面などを取材・執筆(放送担当)。2010年退社。週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。

週刊新潮WEB取材班編集

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]