エイベックス本社ビルが「築3年」で売却 入札額トップが落札できなかった奇々怪々

エンタメ 芸能 2021年1月2日掲載

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銀行主導のもと進められた売却プラン

2020年のクリスマス・イヴにエイベックス株式会社は、東京・南青山に建つ本社ビルをカナダの不動産投資ファンド「ベントール・グリーンオーク社(以下、グリーンオーク社)」に売却すると発表した。

 松浦勝人氏(現・代表取締役会長)のプロデュースにより、TRFや浜崎あゆみなどが輩出し、1990年代から2000年代にかけて日本の音楽シーンのトップを走りつづけてきたエイベックスグループだが、今回の本社ビルの売却は、近年のエイベックスを象徴するような紆余曲折の連続だったという。

 エイベックスが本社ビルの売却を考えているようだ――。

 売却情報が不動産関係者の間で囁かれはじめたのは、2020年の5月。

 ちょうど、浜崎あゆみが松浦氏との関係を赤裸々に綴った小説が原作のドラマ「M 愛すべき人がいて」が、テレビ朝日系で放映されていた頃のことである。

 同社の関係者によれば、

「近年のエイベックスは業界を牽引するようなアーティストを生み出すことが出来ておらず、業績は下降続き。2015年に1700億円近くあったグループの売上高は2020年3月期に1350億円まで落ち込み、そこへ新型コロナウイルスの感染拡大が襲った。この影響で、エイベックスは強みの“ライブ”を開催することができず、2020年の4月~6月期の売上は対前年比でマイナス150億円という惨状でした。そして、今年6月には、三井住友銀行などと新たに120億円のコミットメントライン契約を締結し、借金によって運転資金を賄わざるを得ない状況に陥った」

 コロナによって存亡の機に瀕したエイベックス。本社ビルの売却は、銀行主導のもと進められていったという。

 エイベックスの本社ビルが竣工したのは2017年10月。

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