ヤクルト入りした「内川聖一」、ソフトバンクから放出の理由と「FAと巨人」

スポーツ 野球 2020年12月28日掲載

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右打者史上最高打率記録保持者

 こんにちは、徳光正行です。今年のプロ野球は我が読売巨人軍の歴史的大敗(しかも2年連続の4タテ)を以て全日程終了になったわけですが、それから早いもので1ヶ月も経過しました。今回はその巨人とソフトバンクが絡む話を展開したいと思います。

 私の立場ですと、「(福岡)ソフトバンクホークスだけNPBを抜けてチームごとメジャーリーグに行ってくれないものか?」だとか「菅野智之がポスティングするなら千賀滉大のポスティングも認めろよ」だとか愚痴が溢れ出てしまうわけですが、盤石のソフトバンクホークスで1つ気になることがありまして……。

 はい、内川聖一選手の処遇でございます。

あれほどの実績がある選手が今年1度も1軍で出場することもなく去ってゆくというのは異常事態だったのではなんて勘繰ってしまったわけです。

 元来斜めからモノを見る癖のある私なんかは、「ベテラン故に日本シリーズの隠し球として取ってあるのでは?」なんて勘繰りをしたのですが、それも実現せずにシリーズ前に自らの言葉で退団を匂わせそのまま退団ということになってしまいました。

「右打者史上最高打率記録保持者」である内川さんが、球界の至宝なのは間違いありません。

 そして私なんかは2009年WBC決勝戦での超絶ファインプレーが今でも脳裏にバッチリ残っておりまして、その動向が気になって仕方がありませんでした。

 ですから、12月に入って東京ヤクルトスワローズと今季から2億円減額となる5000万円で契約をなさって、プロ野球ファンとしてはひとまずホッとしております。

 しかし、今回の退団騒動では残念ながら耳にしたくないような情報も入ってきてしまって少々心を痛めておりましたので、旧知の野球関係者にその事情を聞いてみました。

王さん、工藤監督とは?

 在京球団関係者によると、

「王さんとの確執があったかというと恐らくないと思います。ただ、内川は大変頑固なところはありますね。よく言えば職人タイプなんですが、それがソフトバンクのような常勝チームでは煙たい存在になってしまうこともあるのではと思います」

どういうことでしょうか?

「ここ数年決して良い結果を残していない内川に対してせめて松田以上のリーダーシップを発揮して欲しいというのが工藤監督の願望だったのですが、内川はリーダーシップどころか凡退すると塞ぎ込んだりものに当たったり喚いたりと若手にとって悪い見本になってしまうような行動が目立ちました。工藤監督も昨年までは憂慮しながらも使っていたのですが、『さすがに今年は』となったのではないかなと思います」

 さらに、ある野球関係者に聞いたところ、

「工藤監督とうまくいってなかったというか、そりは合っていなかったように思います。でも実際、内川がいなくてもチームは機能してましたよね。むしろ松田が選手を鼓舞して最終的には2位に14ゲーム差をつけての優勝で、日本シリーズでは巨人をコテンパンにしたじゃないですか? それがすべてだと思います」

 いくら2軍で成績を残しても(打率.327)、彼を使うという選択肢はなかったようで、

「わがままなベテランがベンチやグラウンドにいても良い影響は与えませんよね。あと、工藤監督は内川がよくしていた得点を決めた時に相手ベンチに向けてガッツポーズを決めることを嫌ってましたね。あくまでも礼を重んじて野球に取り組む工藤さんとしては相手を侮辱するようなことは許せなかったみたいです」

 うーん、今回の退団騒動にはそういう背景があったのですね、残念であります。

 まあ、すべてが真実かどうかは置いておきまして、私個人と致しましては新天地の東京ヤクルトスワローズでの“巨人戦以外での”活躍を期待しております。

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