橋田壽賀子、眞子さまと会った思い出を語る 「女性の鑑のような方」

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 秋篠宮さまのお誕生日会見では、ついに長女・眞子さまと小室圭さんとの婚姻を受け入れるとご発言。この会見を脚本家の橋田壽賀子氏はどう見たか。

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 秋篠宮さまは会見で、少し震えていらっしゃるようにも見え、目もどこか泳いでいるようなところがあったりして、“お父さん、負けちゃっているじゃないの”って思いました。

 というのも、眞子さまがこの前に発表された「決意文」は、自らの思いの丈をしっかり真正面からぶつけられていた。私が結婚した時なんて、もう精一杯頑張りますとか、それぐらいしか言えなかったですから。今の時代は女性がどんどん強く、逞しくなっていますね。秋篠宮さまに限らず、世のお父様方はご苦労なさっていることでしょう。

 ただ、私みたいな古い人間は、眞子さまが世間に飛び出し、小室さんのお家に入られて大丈夫なのかと思うところはあります。

 小室さんのお母さま、佳代さんの方がトラブルを抱えているみたいですから。眞子さまもゆくゆくは嫁姑問題で頭を悩ませるようになられるのかしら……。そんな野次馬みたいなことばっかり言ってもしょうがありませんね。

 実は眞子さまと一度だけ、お会いしたことがあります。2015年の秋に文化功労者に選ばれ、皇居宮殿でのお茶会に招待されて黒柳徹子さんたちとご一緒しました。各テーブルに当時の天皇皇后両陛下や皇族の方々が回ってこられ、最初にいらっしゃったのが眞子さまだったのです。女官の方を連れてお座りになり、“この度はおめでとうございます”とお声を掛けていただき、えらく恐縮しました。

 後になって思えば、すでに小室さんとおつきあいをされていた頃ですよね。当時はそんなことを知る由も、聞く勇気もありません。20分ほどで次のテーブルに移られていきましたが、孫ほど歳が離れた若い女性なのに、佇まいも食事のなさり方も素晴らしく、まさに女性の鑑のような方。私たちとは育ちが違う雲の上の人だと実感致しました。

 その後、世間を騒がす問題がいろいろ起こりましたが、眞子さまはあの頃と変わらず凛として、毅然としていらっしゃるようにお見受けしますから、どんな困難も乗り越えられるでしょう。陰ながらお二人の幸せをお祈り申し上げます。

脚本家 橋田壽賀子

週刊新潮 2020年12月10日号掲載

特集「『眞子さま』ご結婚でどうなる『髪結いの亭主』との生活設計」より

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