辛坊治郎氏が来春「1人用ヨット」で太平洋横断に挑戦 全レギュラー番組降板で調整中

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「太平洋ひとりぼっち」に挑戦

 来春にヨットで太平洋横断にチャレンジするため、キャスターの辛坊治郎氏(64)が、レギュラー番組は2021年3月末をメドに降板する方向で、各テレビ局と調整している。

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 辛坊氏の関係者が「降板や休演を検討しているのはテレビ番組が3本、ラジオ番組が3本です」と説明する。

「計画しているのは、『シングルハンド・ヨット(1人用)』による単独無寄港、無補給、無伴走による太平洋横断です。スポンサーなし、テレビ取材なし、全額自費でのチャレンジで、既に39フィート(約11・8メートル)のヨットを、ご自身で調達されたとのことです」

 ヨットで太平洋横断と言えば、堀江謙一氏(82)の名前を思い出した方もおられるだろう。

 堀江氏は1962年5月、シングルハンド・ヨットの「マーメイド号」で兵庫県西宮市を出港し、8月にアメリカのサンフランシスコに入港。単独無寄港の太平洋横断に成功した。

 辛坊氏の計画と同じように、堀江氏もヨットに水20リットル、米40キロ、缶詰200個を積み、無補給で横断を成し遂げた。伴走する船もなく、スポンサーも取材もなく、全額自費というところまで、かなり類似点が多い。

リベンジの想い!?

 また辛坊氏は、全盲のセーラー・岩本光弘氏(53)と共に、2013年、福島県いわき市からアメリカのサンディエゴまでヨットで航行する「『ブラインドセーリング』プロジェクト」に挑戦している。

 全盲者と健常者の「ダブルハンド(2人)」での太平洋横断挑戦は世界初とされ、6月16日にいわき市を出港した。

 ところが21日、宮城県・金華山の南東約1200キロ沖合にてマッコウクジラと衝突して船体へ浸水、ヨットを放棄して救命ボートに避難した。

 それでも2019年2月、岩本氏は協力者と共にヨットでサンディエゴを出航、4月に福島県の小名浜港に到着。全盲のセーラーとしては世界初となる太平洋横断に成功した。

 リベンジを成し遂げた岩本氏に対し、辛坊氏は祝福のコメントを送った。今回の挑戦は「今度は自分がリベンジを果たす」という想いがあるのかもしれない。

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