「韓国メディア」が4年連続で「信頼度最下位」となった理由

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米大統領選挙に関してフェイクニュースと誤報を連発

 今回の米大統領選の報道を見ても、韓国はフェイクニュースと誤報を乱発した。

 そもそも、文在寅政権が発足すると、ネット基盤のメディアは文在寅政権に有利なフェイクニュースを量産し始めた。

 このようなフェイクニュースは、ニュース専門チャンネルYTNやネイバー(www.naver.com)、ダウム(www.daum.net)などのポータルサイトを通じて記事が配信された後に広く拡散する。

 しかし、その内容はほとんど創作小説に近い。参考までに、韓国のポータルサイトも文在寅政権の旗振り役を自任している。

 米大統領選挙に関する代表的な誤報は、トランプ大統領夫人のツイッターの内容を勝手に解釈し、「離婚を準備している」、「トランプの敗北認定を促している」という内容の記事であり、瞬く間に拡散した。

 さらに、バイデン候補の当選を既成事実(現在米大統領選挙は開票作業進行中で結果が出ていない)化して多彩な関連ニュースを報じている。

 事実確認もしないまま同一内容の記事が報じられており、一部メディアでは誤字脱字までそのままペーストしたものだった。

 その上、誤報が確認されても韓国のメディアはこれといった訂正や再発防止措置を取らず、無責任に放置したままだ。

 韓国メディアの信頼度は低いが、現在ネットメディアとして登録されている媒体は3000社を超える。裏返せば、韓国のネットメディアは、誰でも簡単に始められるビジネスとも言える。

 まっとうなシステムで活動を行っているネットメディアはほぼ皆無で、ほとんどはポータルサイトと提携した後、広告収入で運営している。

 特に韓国の若い世代は、もはや韓国のメディアを信頼していない。

 ネットがなかった時代は、韓国メディアの報道からしか知り得なかったが、今や韓国の正確な状況を知るためには、日本や米国のメディアの報道を見るほうがより正確なのだから。

ソウルトンボ
ソウル在住の韓国人ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年11月15日掲載

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