箱根駅伝予選に2人の「スーパー1年生」 驚きのタイムは

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 正月恒例の箱根駅伝。10位以内に入れなかった大学はシード権を喪い、翌年は予選から勝ち上がらなければならない。予選はリレー形式ではなく、選手個々の長距離走で、上位10人の合計タイムを競う。コロナ禍の今年は、無観客で陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路を周回するハーフマラソンとして開催された。

「スタート前から、二人の“スーパー1年生”に注目が集まっていました」

 と語るのはスポーツ紙陸上担当記者。

「まず順天堂大の三浦龍司。桐生祥秀(24)と同じ京都・洛南高卒で、3000メートル障害の高校記録保持者です」

 7月に北海道で行われた大会の3000メートル障害では20歳以下の日本記録をマーク。そして、この大会の5000メートルで同じく20歳以下日本記録を出した男が中央大のこちらも1年生、吉居大和である。

「仙台育英出身。東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(26)の後輩ですね。全国高校駅伝では同校の優勝に貢献しました」

 予選会当日。序盤から快走を見せたのは吉居。日本人トップグループにつけた。だが、三浦も黙っていない。終盤になり吉居らのグループに追いつき追い越す。そして、日本人トップの1時間1分41秒でゴールした。

「これまで大迫傑(29)が持っていたハーフマラソンの20歳以下日本記録を6秒更新する好タイム。吉居は遅れること6秒、大迫の記録と同タイムでした」

 二人の活躍もあり、両校はめでたく予選を突破した。

 本番でも活躍が期待されるスーパー1年生たち。無観客ゆえお茶の間で声援を。

週刊新潮 2020年10月29日号掲載

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