石原さとみは特例……綾瀬はるか、深田恭子の結婚はすぐにはないと言われる根拠

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三姉妹の中で異質

「それこそが、石原さとみであり、深キョンや綾瀬とは違う点なんです。二人の姉は、天然キャラという共通点もありますが、事務所に対しては従順で、素直に言うことを聞く優等生です。綾瀬は今年7月に韓国人俳優との熱愛、結婚が報じられたものの、8月末には完全否定しました。これだってホリプロが全力で説得して、火消しに動いたためです。一方、石原は、その間に結婚に向けて着々と準備し、今回の公表に至ったわけです。ホリプロにとっては寝耳に水で、すでに事務所が止める余地はなかったといいます」

 なぜ、深田や綾瀬と違うのか。

「石原はスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、翌03年の映画『わたしのグランパ』で主演デビューを飾ります。もっとも、正式デビュー前に、本名の石神国子名義で『ホ・ギ・ラ・ラ』と『船を降りたら彼女の島』という映画にも出演しています。石原という芸名は、磨けば光る“原石”をひっくり返して名付けたといいます。映画デビューと同時に、朝ドラ『てるてる家族』(NHK)のヒロインも決まりました。史上最年少のヒロイン(スタート時16歳)として、順風満帆のスタートでした。ところが、作品の評判は良かったものの、朝ドラ史上初の平均視聴率20%割れとなり、連ドラの主役から遠ざかります。事務所も一時は、主演クラスの女優には育たないだろうと、熱心に売り込みをしない時期もありました。原石がなかなか輝かなかったんですね」

 決して順風満帆というわけではなかったのだ。

「彼女も事務所の対応を感じてか、自分で道を切り開くようになっていった。演技力をつけるために、積極的に舞台に挑戦し、英語力をつけるためにニューヨークにも語学留学しました」

 語学留学は11年。わずか1カ月ではあったが、その後も勉強は続けていたという。

「13年には英会話のイーオンのCMに出演し、発音がパーフェクトだと話題になりました。
 その後、月9『5→9〜私に恋したお坊さん~』(フジ)では英会話学校の講師役、16年の映画『シン・ゴジラ』では米大統領の特使として見事なバイリンガルを披露するなど、英語を学んだ成果も出ました」

 同時に持ち前の美貌も話題となっていった。

「13年から7年連続で“世界で最も美しい100人”の中にランクインし、15年からは小学館が発行する『美的』誌の読者が選ぶ“なりたい顔”で3年連続1位となって殿堂入りしました。当初、彼女はどちらかというと男性人気が先行していましたからね。それが同性から憧れの存在として認知されるようになったんです。そうなると、テレビ局だって放っておきません。先ほどの月9『5→9』あたりから、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ)、『アンナチュラル』(TBS)、『高嶺の花』(日テレ)、『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS)、そして『アンサング・シンデレラ』と次々と主役で起用されるようになっていったんです」

 まさに原石が輝いている真っ最中の結婚である。

「実は綾瀬と石原は同じ担当マネージャーなんです。この二人が同じ時期に結婚し、人気が低迷すると、ホリプロの経営は傾くとまで言われています。二人とも女優としての活躍だけでなく、CMの契約本数が非常に多いからです。特に独身女性をターゲットにした化粧品などは、結婚を機に契約解除になるかもしれませんからね。いずれ結婚するにしても同じ時期は避けてもらいたい。綾瀬は自分が売れたのは事務所のお陰と恩義に感じているのに対し、石原は“自分の力で売れてみせる”という信念で人気女優の仲間入りをしたという自負があります。ですから、結婚の時期も自らの意志で決めたということですよ」

 結婚を決めたのと、ほぼ時期を同じくして個人事務所を設立した石原。海外進出も視野に入れていると言われるが、果たして次はどんな輝きをするのか。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月19日掲載

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