「3大派閥」を骨抜きにした菅首相「巧妙シナリオ」 深層レポート 日本の政治(215)

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 菅義偉内閣が発足して10月16日で1カ月となる。「秋田の農家出身」といった純朴なイメージが奏功したのか、内閣支持率は高い水準を維持し、滑り出しは順調だ。

 ただ、組閣と自民党役員人事では、長期政権化を見据えて信賞必罰を徹底させたようなしたたかな動きが目立ち、党内の3大派閥などには不満がたまり始めている。

 首相は早期の衆院解散を見送り、衆院議員の任期満了間近となる来秋に勝負をかける意向だが、この判断が政局に発展する可能性もある。

奏功した「庶民派」イメージ戦略
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