日本不買の「韓国」でも「日本依存」は高まり、「日本車」販売量は増加という皮肉

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売れまくる日本車、日本再上陸を目指すもリコールが続くヒュンダイ自動車

 2年連続と言うと去年の反日、不買運動の真っ只中でさえレクサスは賞を得ていたのだ。

 レクサスとトヨタ、ホンダの先月の販売台数を見ると、レクサスは701台で昨年同期比49・5%増加、トヨタ(511台)は36・6%、ホンダ(244台)は47・0%増えたことが分かった。

 不買運動が盛んな反面、韓国の最大手メーカーの現代(ヒュンダイ)自動車は日本への再上陸を目論んでいる。

 ヒュンダイ自動車は、韓国内でも無理な早期発売によるリコールがひっきりなしだ。

 今年に入ってジェネシス・ブランドのフラッグシップとして販売されたG80、GV80のリコール問題。

 また先日もヒュンダイ自動車のコナ・エレクトリック(電気自動車)の火災が相次いでいると報じられた。

 2020年3月までの韓国内販売車両2万5600台と海外で販売された5万1000台のコナ・エレクトリックに関し、リコールすると発表された。

 大手自動車メーカーとしてこの状況と韓国の反日、不買に関係なく現代自動車が日本に再上陸できるものかは執筆者の私もまだ疑問である。

 不買運動や反日、反米はこれまでと同様に国民の賛同に依るところではあるが、韓国内の不買運動や反日、反米は次第にその規模の拡大と同時に一般人の判断を曇らせており、罪なき人々の生活まで脅かしている。

「参加しなければ何か大きな損害を被る」という社会的ムードを助長する様子を見ていると、今私たちが生きている時代が21世紀なのか疑問に思うことがしばしばある。

 社会が混濁し、扇動の度が過ぎるほど被害も大きくなり、人々の判断を曇らせる。

ソウルトンボ
ソウル在住の韓国人ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年10月16日掲載

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