声優ブームの中、ジャイアン「木村昴」がバラエティ番組を席巻する理由

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山寺・三ツ矢を超えるか?

「池田さんは舞台女優としても活躍しておられます。公演のパンフレットには顔写真が掲載されていますし、ネット上でも配信されています。

 ところが、声優に関するテレビ番組のインタビューなどは、ほぼ顔出しNGです。これも1つのプロ精神の発露であることは言うまでもありません」(同)

 だが、最近は積極的に露出するのが大勢のようだ。それこそアイドルと区別のつかない女性声優も全く珍しくなくなってきた。

 とはいえ、木村のように一気にバラエティ番組の注目を集めたケースは、やはり珍しいようだ。

「これまでにもトーク力が高く評価され、バラエティ番組でも活躍した声優さんはいます。例えば三ツ矢雄二さん(65)が常連です」(同)

 三ツ矢はマイケル・J・フォックス(59)の吹き替えや、『タッチ』(テレビ版:1985~1987)の上杉達也役で知られる。

「それこそ『おはスタ』の初代MCを務めた山寺宏一さんも、多くのバラエティ番組に出演していますし、彼は特にラジオの世界でトーク力を発揮しています」(同)

どこまで化けるか?

 木村のトーク力は、あのダウンタウンが太鼓判を押している。どこまで化けるのか、当然ながら注目を集めている。

「木村さんは『14歳からジャイアンを演じていた』、『意外に若くてイケメン』というギャップで視聴者の関心を集めることに成功しています。

 それに加えてあのトーク力なら『おはスタ』のMCも難なくこなすでしょう。どれだけバラエティ番組で弾けることができるのか、テレビ業界は大きな期待を寄せています」(同)

 それこそ木村が「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系列:不定期特番)に出演する日も遠くないのかもしれない。

(註:10月5日、不動産の不正譲渡問題で、羽賀研二被告は最高裁の上告を取り下げ、強制執行妨害目的財産譲渡罪などの実刑が確定した。「羽賀被告」もしくは「羽賀受刑囚」と表記すべきだが、コメント内ということなどを考慮し「さん」とした)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月13日掲載

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