売れっ子次々独立で大ピンチのオスカー 「5人の若手女優」が救世主になる可能性

エンタメ 芸能 2020年10月6日掲載

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 一流女優やモデルなどを多数抱える大手芸能プロダクションのオスカープロモーションが揺れている。今年に入ってから、米倉涼子を筆頭に、剛力彩芽や岡田結実、堀田茜らの人気女優やタレントが次々に事務所を退社する事態に見舞われているからだ。

“オスカーは終わった”と評した記事もあったが、本当にそうだろうか。

 答えはノーである。今後期待できる女優たちはまだまだいる。そこで今回はその中から特に注目したいオスカーの所属女優5人をご紹介しよう。

 まず1人目は小芝風花(23)である。小芝といえば、今年に入ってから『美食探偵明智五郎』(日本テレビ系)と『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)に立て続けに出演したことで一躍注目を浴びることになった。特に後者では主人公・目黒澪を熱演し、民放連ドラ初主演を果たしたワケだ。

 いわば事務所的には期待の“一番星”といったところだが、そもそも15年下半期のNHK朝ドラの『あさが来た』で波瑠演じる主人公・白岡あさの長女・千代役で毋に反抗的な態度をとり続ける娘を好演したことで、当時、大きな注目を浴びたことを思い出す人も多いのでは。この『あさが来た』以降、NHKでのドラマ出演を増やしていき(実はNHKでは教養番組やドキュメンタリー、特番のバラエティなどでも多く起用されている)、着実に成長を重ねていった。そんな彼女がついにブレイクのときを迎えているのだ。

 それも、コメディエンヌとしての素質が一気に爆発したと言われている。そのイメージを見る者に強く印象づけた作品が19年1月クールで放送され、自身も連ドラ初主演作となった『トクサツガガガ』(NHK総合)である。

 特撮好きなオタク女子の複雑かつデリケートな葛藤を描いた作品で、小芝が演じたのは特撮をこよなく愛する“隠れオタク女子”のヒロイン・仲村叶だ。妄想力に溢れた隠れ特撮オタクの悲哀を好演していたのだが、見た目は清楚な叶=小芝が特撮ヒーローに悶絶したり、ノリツッコミする姿に思わず微笑んでしまったというドラマファンが少なくなかった。

 前述した『美食探偵明智五郎』では中村倫也演じる主人公の探偵・明智五郎に助手扱いされ、振り回される小林苺を熱演していたのも記憶に新しいところだ。

 そして、満を持して民放連ドラ初主演作となった『妖怪シェアハウス』である。本作ではダメな彼氏にだまされ、借金取りに追われることになった主人公・目黒澪が結果的にシェアハウスにたどり着き、そこに住み着くおせっかいな妖怪たちに助けられながら、問題を解決し、成長していく姿が描かれている。初回からコミカルなダンスを披露したかと思えば、怨霊化したり、果ては白眼になって気絶したり……と、とにかくコメディエンヌとしての本領を発揮しまくっている。

 コメディエンヌとしての評価が高い=表情が豊かということでもある。表情が豊かということは表現力もやはり抜群ということで、コメディドラマ以外の作品オファーも殺到する可能性が高いのだ。しばらくはコメディドラマが続くかもしれないが、若き演技派女優はこれから先も我々を楽しませてくれそうだ。

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