少年隊「錦織」「植草」退所で思い出す明大中野伝説 アイドルがみんな通った学園天国

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 少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が、年内いっぱいでジャニーズ事務所を退所すると発表した。デビューシングル「仮面舞踏会」(85年発売)で、一気に人気が爆発した少年隊はジャニーズでは最も長い歴史を持つグループである。思えば、東山紀之(54)を含め3人は、明治大学付属中野高校定時制課程の出身(いずれも中退)である。有名アイドルが揃って通った懐かしき学園天国を振り返る。

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 芸能記者が振り返る。

「もともと彼らは、トシちゃん(田原俊彦[59])、マッチ(近藤真彦[56])、そしてヨッちゃん(野村義男[55])の“たのきんトリオ”などのバックダンサーを務めた、ジャニーズ少年隊(現在のジャニーズJr.)の一員でした。ジャニーズ少年隊はAチームとBチームに分かれており、Bチームが後の少年隊(東山、錦織、植草)、Aチームが後のシブがき隊(薬丸裕英[54]、布川敏和[55]、本木雅弘[54])としてデビューしたんです」

 80年代のジャニーズを代表する濃いメンツだが、実を言うと、年上の田原を除き、みんな同じ学び舎にいた時期があるという。

堀越から明中へ

「明治大学付属中野高校、いわゆる明中(めいなか)の定時制に通っていました。それまでアイドルは、堀越高校の芸能コースの通うことが多かったのですが、80年代初めになると、ジャニーズのみならず女性アイドルも、普通の高校に入学しても明中に転入することが増えたんです」(同)

 歌番組も今に比べれば格段に多かった当時、アイドルをこなしつつ普通の高校に通うのは難しい。そこで夕方から授業が始まる定時制を選ぶことになったようだ。

「中でも明中の定時制は、出席が緩く、点呼もしないと言われていました。それでも忙しいアイドルは単位が足りずに留年、後輩が先輩を抜かして上の学年になることなどザラだったそうです」(同)

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