「携帯電話4割値下げ」で開くパンドラの箱 メディア支配・天下り・電波利権……政官財三つ巴の戦いが始まる

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根深い官民の癒着

 菅義偉総理大臣の実力をはかる試金石となりつつあるのが、携帯電話料金の値下げである。就任早々の担当大臣が「1割値下げ程度では改革にならない」「100%やる」とまで断言した以上、「できませんでした」では済まないだろう。

 当然、この件についてテレビも報道しているものの、実はあまり彼らが触れたくない問題がある。電波の割り当て問題だ。この件は複雑なうえに、テレビ局自体が当事者ということもあって番組では扱われることが少ない。

 元NTTグループ役員の山田明氏は新著『スマホ料金はなぜ高いのか』で、この問題を詳述している。...

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