「ホンマでっか」を突然辞めたマツコの胸の内、芸能界に未練なしでドミノ降板はあるか

エンタメ 芸能 2020年9月22日掲載

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テレビ芸人が嫌い?

どうやら視聴者の疑問に答えるつもりはなく、完全に“ポスト・マツコ”を前面に押しだしているようなのだ。

 番組の態度を《ちょっと冷たいんじゃない》と疑問視するツイートも投稿されているほどだが、一体、マツコ・デラックスに何があったのだろうか。

 民放キー局で、バラエティ番組の制作に携わる関係者が「マツコは新型コロナウイルスの感染が拡大してから、あまり元気がありません」と明かす。

「テレビでは『芸能界に未練もない』と発言するほどです。何か心境の変化があったのかもしれませんね。もともとマツコはコラムニストですし、ミッツ・マングローブ(45)や、ダイアナ・エクストラバガンザ(44)といった“仲間”との関係は非常に大切にしています」

 その一方で、明石家さんまに代表されるような“純テレビ芸能人”に対しては、一線を引く傾向があったという。

「マツコがMCを務める『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列・月・23:59)も、コロナが収束するまではスタジオ入りもリモート出演も拒否され、電話音声で司会進行を行いました。マツコを芸能人と見なせば、これは前代未聞のことです」(同・関係者)

「マツコ会議」で予告?

 普通の芸能人ならスタッフや視聴者、そして何より共演している村上信五さん(38)のことを考える。「コロナでも何とかしよう」と協力するのが普通だ。

 しかしマツコは違う。その予兆はあった。スポニチアネックス(電子版)は5月24日、「マツコ 自粛生活は『もぬけの殻』と自己分析『山ごもりをする準備はできております』」との記事を配信した。

 内容は5月23日に放送された「マツコ会議」(日本テレビ系列・土・23:00)の発言を紹介したものだ。以下で記事から、マツコの発言だけをご紹介しよう。

《これから厳しくなってくるから、偉そうにしているベテランはいりませんってなる可能性もあるからね》

《いつ切られてもおかしくないわよ。それは同じよ、みんな同じ》

《そんな私はね、千葉の山奥にでも土地を買ってね、加藤登紀子さんのような農園を作ってね。何もかも未練はなくなりました。私はもう、いつでも山ごもりをする準備はできております》

《(註:自分は仕事を)やらざるを得ない環境を作ってやっている部分があると思う。そういう人から仕事をとっちゃうと本当もぬけの殻みたいになるのね》

テレビに貸し借りなし

 先に関係者が「月曜から夜ふかし」の電話出演を「マツコを芸能人と見なせば、前代未聞のこと」と指摘したことをご紹介した。

 だが、マツコをアーチストや文化人だと見なせば、「自分のポリシーを貫いている」と擁護することも可能だろう。

 そして、「マツコ会議」の発言から「そろそろ芸能界から身をひいてもいい」と思っている可能性が浮かび上がる。

「一部の視聴者が、マツコがテレビと距離を置き始めたことに気づき、疑問を感じていることも、マツコはちゃんと把握しています。彼女は頭がよく、自分の考えや信念を曲げない人です。一度決めたら、周りに何を言われても変えません。そのために芸能界を引退しても、後悔することは全くないでしょう」(同)

 もともとテレビで売れたいと思っていたわけではない。コラムニストとしてテレビに出て知名度を上げたいとテレビ局に頭を下げまくったわけでもない。

 マツコ・デラックスとテレビ業界の間に“貸し借り”は一切ない。いわんや、彼女が芸能界に恩義を感じる必要など全くないだろう。

敏腕社長は動くか?

 そんなマツコでも、大事にしているテレビ番組はあるという。

「『5時に夢中!』(TOKYOMX・平日・17:00)は親友のミッツ・マングローブさんと、株式評論家の若林史江さん(42)が出演していることもあり、大事な番組と位置づけているようです。それでもマツコはリモート出演の回があります。マツコが『ホンマでっか』を引退したのも、必ずスタジオ出演させられることが要因の1つだったのではないかとも言われています」(同)

 今、テレビ業界が恐れているのは、マツコの“ドミノ降板”だという。

「確固たるポリシーを持つマツコですから、スタッフと意見が対立したり、問題を先送りにしたりするようなことがあれば、どんな番組でも未練なく降板していくでしょう」(同)

 マツコが所属する芸能事務所はナチュラルエイト。代表取締役を務める女性は、くりぃむしちゅーのチーフマネージャーだったのは、少なくとも芸能界では知られた話だ。

 女性社長は「敏腕」と評価されることが多く、だからこそ、くりぃむしちゅーの2人も独立する際のパートナーとして選んだのだろう。

 そして女性社長は、マツコをテレビの世界で売れっ子にしたことでも有名だ。女性社長はどういう方針で臨むか、先の関係者は「傍観するしかない状況」と言う。

 マツコの未来は、彼女が決めるということのようだ。

週刊新潮WEB取材班

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