「神戸山口組」の井上組長が10数キロ減量、“とことんやる”宣言の真相は?

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「井上さんにそんなつもりはさらさらない」

 当然ながら、井上山健vs中田山健はシノギ(みかじめ料)を巡って揉め事も発生しているようで、

「井上山健についていたはずの與組の若い衆が全員、與組を抜けたそうです。色々とあるんでしょうけれど、山健同士がみかじめ料を巡って攻防するというのは切ない話です」

 今後の展望はどうなっていくのか?

「暴力団は若頭が組織を回していくわけですが、それを担える人物が神戸にはいないんですね。ヤクザに限らず、リーダーに求められるのは決断。その点で井上組長はこれまでずっと後手に回ってきた印象ですね」

「どこかの組織が6代目と神戸との間に入って、仲裁をするという声も聞こえてきません。神戸側は逆縁と言って親(分)を裏切った。間に入るということは両陣営を組織として認め、裏切り者の声を聞くことになる。でも、そんなことはできないですよね」

 この点、先の神戸山口組の関係者に聞くと、

「山一抗争では、稲川会が間に入って山広組の山本広組長が山口組側に詫びを入れ、命の保証をしてもらったわけです。でも、井上さんにそんなつもりはさらさらない。“とことんやる”というのは、そういうことです」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月9日掲載

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