また謹慎処分を受けた西武「相内誠」 恩師は「鍛え方が足りなかった」と悔やむ

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厳しく指導することができない

 相内が2012年に無免許でスピード違反を犯して謹慎処分になった際、高瀬氏は自宅に彼を住まわせ面倒をみたという。

「3年生は、学校の寮に居られるのは12月まででしたから、うちに呼んだのです。謹慎処分で外出禁止でしたが、かえってストレスが溜まって、いきなり家を飛び出して近所を歩き回ったこともありました」

 相内は、高校時代はあまり練習熱心ではなかったという。

「彼は、強く叱ったりすると、すごく反発する子でした。だから、厳しく指導することができなかった。反発して野球をやめてしまったら、せっかくの才能を潰してしまう。それが怖かったですね。でも、今考えると、もっと厳しく鍛えておけば良かったなと思っています。鍛え方が足りなかった。その分、プロで苦労することになってしまった」

 高瀬氏は、今でも時々、相内と連絡を取り合っているという。

「この8月に、1軍に上がれそうかもしれないと連絡があったのです。そうしたら、ゴルフ場へ行ったことが発覚して……。今度の処分でどうなるか。このまま終わらせるのはもったいないですよ。野球を辞めて変な道に行っても困ります。なんとかもう一度チャンスを与えてあげてほしいと思っています」

週刊新潮WEB取材班

2020年8月25日掲載

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