「藤田ニコル」もオスカー独立か 「森泉」「紫吹淳」も“離脱”秒読みの背景

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森泉、紫吹淳も“離脱予備軍”

 苦境にある事務所を気遣ってか、最後まで笑顔で応じてくれたニコル。しかし、“火種”は彼女だけに留まらない。民放幹部が明かす。

「たとえば、バラエティ番組に引っ張りダコの森泉。デビュー当時から慕っていたマネージャーが退職して、事務所に未練がなくなってしまった。レギュラー番組の収録時にも、懇意にしているタレントに“そちらの事務所に移籍させてもらえませんか?”とお願いしたとか。10月の契約更改を機に退所する可能性は否定できません。また、元宝塚月組トップスターの紫吹淳の名前も挙がっています。コロナ禍で事務所の台所事情が苦しいせいか、もともと月250万円もあった彼女の給料がどんどん下がることになり、業を煮やしているそうです」

「世界の果てまでイッテQ!」での体を張ったロケで人気の堀田茜も8月いっぱいで退社と報じられた。

 さらに、芸能関係者が声を潜めて語るには、

娘婿のパワハラが原因で

「正直なところ、オスカーからの人材流出は今後も止まらないと思います。創立50周年に当たる今年、古賀さんは右腕だった石川(薫)副社長を社長に据えて、会長職に退きました。ただ、これは一時的なつなぎの人事で、最終的には“娘婿”が会社を継ぐことが既定路線と考えられている。問題は、この娘婿のパワハラと経費の締めつけが原因で、第一線で活躍していたベテラン社員が続々と退職してしまったことにあります」

 先述した本誌の“米倉独立”記事でもその横暴ぶりを詳報した“娘婿”とは、専務取締役の堀和顯(かずあき)氏を指す。古賀会長の長女で、オスカー常務でもある幸子氏の夫だ。

「彼はもともとタクシー運転手だったそうです。芸能事務所が新人を売り込むには、テレビ局や芸能メディアとの人間関係が重要ですが、堀さんは“仕事ができる人間は接待なんてしなくても仕事を取ってこれる”という考えの持ち主。自分の意に沿わないと、古賀さんに対しても“会食の経費が高すぎる”“あなたは経営者としての感覚がおかしい”と言い放ち、会長室で騒ぎになることもしばしばだとか。古賀さんは娘可愛さから娘婿に言い返せず、社員へのパワハラにも口出しできないようですが……。結局、社員は娘婿が古賀さんの後継に収まることを悲観して会社を去り、それに呼応する格好で担当のタレントも離脱しているのです」(同)

週刊新潮 2020年8月13・20日号掲載

特集「『藤田ニコル』告白『母が事務所とギャラで…』 『オスカー帝国』資産切り売り『存亡の機』」より

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