金正恩がダマされた…外国スパイ機関が仕掛けたリゾート詐欺でドル金庫は空に

国際 韓国・北朝鮮 2020年8月8日掲載

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総額2億ドル、今年1月オープンも外国人はゼロで…調査結果を聞いた金正恩は

 追加投資に対して消極的であった金正恩を側近たちは「必ず大ヒットする」と根気強く説得。崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員会委員長までもが強く主張したため、しぶしぶゴーサインを出しました。

 とはいえ、あまりにも巨額の資金が必要なため、下手をすれば金正恩の外貨金庫は完全に干上がってしまう危険性もあります。国際基準を満たすために投じた額は2億ドル近かったそうですから。

 最終的に国際温泉リゾートの建設地を陽徳郡の石湯(ソクタン)温泉に定めました。近隣の元山カルマ観光特区と連携すれば、大きなシナジー効果を生むという算段があったのでしょう。2019年12月7日、金の卵を産むはずという野望の下、陽徳国際温泉リゾートを竣工しました。

 しかしながら、不幸にもそれは金正恩にとって金の卵を産むガチョウではなかったようです。国際基準を満たす温泉リゾートを建設したものの、海外からの観光客を誘致すると豪語していた外国人実業家からは突然連絡が途絶え、彼らは行方をくらませてしまいました。

 本来なら2019年12月から、毎月数百人規模でまずは海外の温泉マニアを招待してアピールすることになっていたそうです。連絡が途絶えた国外の実業家を捜す一方で、リゾート施設を遊ばせておくわけにもいかず、国内のテレビで宣伝すると共に、半強制的に利用客を集め始めました。

 結局、2020年1月10日、国際温泉リゾートはオープンしましたが、1日に数百人が来るはずだった外国人観光客は、ただの一人もいません。異常事態を把握した金正恩は、中央党と中央検察所に指示を出して合同調査団を組み、海外パートナーであった外国人実業家に対する徹底した調査を行いました。

 そして、調査報告を聞いた金正恩は怒り狂ったそうです。彼らは国外の実業家を装った情報機関メンバーであり、金正恩の外貨金庫の米ドルを無駄に使わせて空にするのが目的であったことが明らかになりました。

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