警官宅に強盗、逮捕後に急死… 容疑者は28年前、世間を恐怖に陥れた凶悪犯だった

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警視庁も強制わいせつ容疑で村田を追っていた

 その後、裁判にかけられた村田には懲役20年の重い刑が下された。だが、2年程前に出所。再び凶行に及び、命を落とす羽目となったのだ。身から出た錆といえよう。

 村田には余罪の疑いもある。

「今年4月、多摩地区で発生した80代の女性に対する強制わいせつ事件についても、警視庁は村田がやったものとしてみています」(前出・記者)

 前出の県警OBはこう継ぐ。

「婦女暴行を繰り返すような凶悪犯に、ナイフを隠し持たれ、手錠を外されて逃げられるなんて、あってはならない大不祥事だった。当時の麻生署署長は更迭。本部長は会見で自らも含めた大量の処分を発表し、世間に平謝りした。今回の身柄確保の仕方が適切だったかどうかはわからないが、村田がまたこうして神奈川県警の前に現れたというのは何かの因縁を感じますね」

週刊新潮WEB取材班

2020年8月6日掲載

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