三浦春馬さんの遺作「カネ恋」が全4話で放送 「続編」もあるというこれだけの根拠

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お蔵入りは無理

 そもそも一部の芸能メディアは、共演者の精神的ショックなどを理由に、“お蔵入り”の可能性を報じていた。これに対し、SNSでは「三浦さんの演技を見たい」との声が多数を占めていた。

 ちなみにデイリー新潮は7月21日、記事「三浦春馬さん急死で松岡茉優共演「カネ恋」の行方 TBSが簡単にお蔵入りできない事情」を配信している。

 記事で民放キー局のドラマスタッフは、「そう簡単にお蔵入りにはできない」と解説していた。理由はTBS「火曜ドラマ枠」の視聴率が好調だからだ。その部分を再掲させていただく。

《当初は視聴率で苦戦することもあったが、2016年にメガヒットを放つ。それが「逃げるは恥だが役に立つ」だ。

 第1話は10・2%だったが、回を追うごとに人気を呼び、最終回は20・8%、平均視聴率も14・5%に達した(註:ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム:以下同)。

 その後も「あなたのことはそれほど」(17年:平均視聴率11・2%)、「義母と娘のブルース」(18年:同14・2%)とヒット作を連発した。

 新型コロナウイルスの影響で放送延期となっていたが、7月7日から放送が始まった「私の家政夫ナギサさん」も初回が14・2%、第2話が12・8%と好調な滑り出しとなっている。

 この枠はタイトルを4字に圧縮することも伝統で、放送年順に「にげはじ」、「あなそれ」、「ぎぼむす」、「わたなぎ」となる。そのため今回も「カネ恋=かねこい」と呼ばれているわけだ。

「TBSと言えば日曜午後9時の『日曜劇場』が名実共に看板番組ですが、火曜ドラマも高視聴率のおかげで、CMの枠も高く売れます。TBSにとっては最重要の“生命線”の1つですから、そうそう簡単に『カネ恋』を諦めるわけにはいかないはずです」(同・関係者)》

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