コロナ禍をきっかけに日本人の死生観が復活 ヴァ―ジニア大学の興味深い研究とは
「現代社会って、死が隠蔽されがちじゃないですか。過去の実績で、これぐらいまでは生きられるというフィルターで死を覆って生きている。でもコロナで、そのフィルターを引きはがされてしまった。そりゃ、オロオロしますよ」
このように語るのは、探検家兼作家の角幡唯介氏である(7月19日付産経新聞)。
先進国では戦後、科学技術の進歩により平均寿命が大幅に延び、「死を社会から排除し、快適な生活を目指していこう」とする傾向が強まったが、新型コロナウイルスのパンデミックはこの安易な思い込みに大きな一撃を加えた。...