「死ぬのはこわいだろうか」 故・橋本治さんは「死」についてこう考えていた

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 作家の橋本治さんが亡くなったのは2019年1月のこと。70歳の早すぎる死には、惜しむ声が多く寄せられた。『桃尻娘』のような青春小説から古典の現代語訳まで多種多様な作品を精力的に発表してきた橋本さんだが、晩年は「顕微鏡的多発血管炎」という数万人に一人の難病を抱え、体調を崩しがちだったようだ。

 その橋本さんが、60代半ばの頃に自らの「貧・病・老」について赤裸々に綴った著作が『いつまでも若いと思うなよ』。老若男女に向けての「年寄り入門」という同書の締めくくりは、「終章 ちょっとだけ『死』を考える」。...

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