病み上がり「池江璃花子」への不安 大人と「なべおさみ」の都合で露出増

エンタメ 芸能 週刊新潮 2020年7月16日号掲載

  • ブックマーク

 思えば、東京五輪に暗雲が垂れ込め始めたのは、“彼女”が病魔に冒されてからだった。昨年2月に白血病であることを自ら公表した池江璃花子。競泳界の絶対的エースは7月4日に20歳の誕生日を迎え、ついに本格的な練習を再開した。だが、病み上がりとは思えない露出増には、期待と同時に“不安”も募るのだ。

 ***

 昨年末に退院を果たし、この5月からプールでの練習を再開させた池江。現在は、週4日のペースで泳ぎ、報道各社へのインタビューでは、「中学1、2年くらいの頃まで戻りつつある」と復調ぶりをアピールした。

 スポーツ紙記者が言う。

「コロナの影響で東京五輪が延期され、満足に練習ができない選手も多いなか、池江の復帰は久しぶりの明るいニュースです。来年の五輪出場は難しくても、2024年のパリ五輪での活躍は十分に期待できる。悲劇のヒロインが奇跡の金メダルに輝く可能性もあるわけで、注目度が高まるのは当然でしょう。とはいえ、まだ闘病中の身ですからね。彼女は健気に応じていますが、こんなに仕事が殺到して大丈夫なのか……」

 確かに、ここ最近の池江は、取材対応やスポンサー絡みの仕事に引っ張りダコである。この2カ月を振り返っても、スキンケアブランド・SK-IIとのコラボ企画でウィッグを外し、ベリーショート姿を披露。インスタグラムではミズノ製のマスクをPRし、ショップを訪れた写真も公開した。また、誕生日に合わせて東京海上日動の1日限定CMにも出演している。さらに、

「東京五輪の開幕1年前に当たる7月23日には、組織委主催のイベントに出演予定。国立競技場に登場して世界にメッセージを発信することになりそう」(同)

コロナ感染のリスク

 ドラマチックな演出を求めるのは理解できるが、さすがに“池江頼み”にもほどがあるのではないか。

 医療ガバナンス研究所の上昌広理事長も懸念を示す。

「池江さんは白血病治療のために造血幹細胞移植を受けています。術前には多量の抗がん剤と放射線を用いた治療が必要で、術後も移植した免疫細胞が正常な細胞を攻撃し、内臓に障害を来すGVHD(移植片対宿主病)になる恐れがある。いかに体を鍛えてきた池江さんでも体調は万全ではありません。免疫力が低下しているのでコロナなどの感染症にも注意しなくてはならない。大人の都合で彼女を引っ張り回すのはいかがなものでしょうか」

 さらに気がかりなのは、本誌(「週刊新潮」)が昨年、池江との関係を報じた、オカルト療法で知られる怪芸人・なべおさみの存在である。

 所属する吉本興業関係者によると、

「なべさんは周囲によくこう話していますよ。“璃花子にはなるべく多くの皆さんに頑張っている姿を見せなさいと言ってるんだ。そうしないとスポンサーが離れていってしまうからね”って。なべさんにしてみれば池江さんの復活は、自分の“手かざし療法”をPRする格好の宣伝材料なのです」

 一途な思いで健気に奮闘する競泳界のエース復活に、いい大人が“水”を差すのはご勘弁願いたい。

ワイド特集「この人たちの『新天地』」より