中庭アレクサンドラが日本で見つけた飲食店 美味しいNIPPON

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第47回は、中庭アレクサンドラさん。今回は「原宿餃子樓」に伺いました!!

 や~め~ろ~や~! 独特のイントネーションでツッコむ、碧眼の美女。バラエティやドラマなどで活躍するモデルの“アレちゃん”こと中庭アレクサンドラさん(29)は、関西系ロシア人だという。どういうこと?

「生まれたのはモスクワで、5歳からカラチャイ・チェルケス共和国で育って、10歳のときに大阪に来ました。まだ頭が柔らかいから、なんでも“ナニコレ?”と聞いて、3カ月ぐらいでカタコトの日本語をマスターしましたよ」

 そんなアレちゃんのオススメが、東京・原宿の「原宿餃子樓」。

「このお店ではニンニク・ニラの有り無しを選べるんだけど、きょうはもちろん有りで!」

 餃子にはビールも欠かせない。“ビール党”を自負するアレちゃんによると、

「ロシア人=ウォッカみたいなのはまちがい。そもそもロシア人って普段はお酒飲まないで、お祝い事とかパーティーとか、特別なときに飲みまくるんです。わたしは毎日ビールを飲みますけどね(笑)」

 そこへ、なんとも香ばしい色と香りの焼餃子と、ツルツルで見るからにジューシーな水餃子がやってきた。

「ええやんええやん!」

 醤油、お酢、ラー油をまぜて作った特製ダレにつけてパク。一口です。

「めちゃうまい! 食べやすい大きさなのもいいんですよ。水餃子もニラがシャキシャキ、皮はしっとりでやさしい!」

 家で餃子づくりにチャレンジしたこともあるんだとか。

「皮がなかなかうまくひっつかないんですよね。“なんで指にばっかりひっつくんだよ!”って」

 新喜劇仕込みの楽しいおしゃべりが止まらない。おや、餃子あんまり減ってませんけど?

「よく噛んで味わうのが好き。みんなが早すぎるんです(笑)」

 食事が一番の幸せで、一切ガマンはしないそう。それでこのスタイル。ウ~ン、羨ましい。

週刊新潮 2020年7月9日号掲載

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