「剛力彩芽」独立へ 前澤友作氏支援で子会社を設立、「アンビリバボー」降板か

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株式会社ショートカット

 ここに一葉の商業登記がある。会社名は「株式会社ショートカット」。

 その役員欄には〈代表取締役 剛力彩芽〉という文字が記されている。

 彼女の溌溂としたイメージを象徴する“髪型”が社名の由来となったことは想像に難くない。

 さらに読み進めると、目的欄の1番目には〈芸能プロダクションの経営、運営〉とある。

 つまり、剛力はオスカーに所属しながら、自身が代表の芸能事務所を新たに設立していたのだ。

 ちなみに、会社の設立は〈令和2年3月26日〉。

 尊敬する米倉の退所が囁かれ始めた時期に、剛力は新会社の準備を進めていたことになる。やはり“米倉ショック”が彼女を突き動かしたのは間違いあるまい。

 もちろん、大手芸能プロに所属するタレントが、個人事務所を設立した例は過去にもある。しかし、民放幹部に言わせると、

「たとえば、今年3月末にスターダストプロモーションから独立した柴咲コウ。彼女は2016年11月に自身が代表となって立ち上げた“レトロワグラース”で女優業以外の活動をマネジメントしていました。独立後はこの事務所が彼女の芸能活動を支えています。水原希子も海外での活動のために“OFFICE KIKO”を設立していて、18年10月からはそれまでの所属先を離れ、すべての芸能活動をこの事務所に一本化した。個人事務所を立ち上げることは、タレントにとって独立への足掛かりとなるのです」

 節税目的で設立するケースもあるが、剛力の場合は、商業登記にハッキリと〈芸能プロダクションの経営〉を謳っている。となれば、やはり“独立への布石”と捉えるのが自然だ。

 とはいえ、今回の新会社設立が、芸能界での再起に向けた“ショートカット(近道)”となるかは少々、疑問である。

 それは、彼女の仕事が激減する原因となった前澤氏の存在が、新会社にも見え隠れするからに他ならない。

 実際、先の商業登記の目的欄の2番目にある〈洋服、服飾品の企画、製作、販売〉という項目にも、ファッション通販サイトで財を成した“恋人”の影がチラつく。

 気になる点はそれだけではない。

 ショートカットの登記上の本店は、千代田区永田町の“コンサルティング会社”に置かれている。

 多くの税理士や公認会計士を抱えるこのコンサルティング会社は、前澤氏の資産管理会社「グーニーズ」とも縁が深い。前澤氏の“元カノ”で、ダルビッシュ有の前妻でもあるタレント・紗栄子も一時、役員に名を連ねていたグーニーズ。その代表は前澤氏ではなく、彼がヘッドハンティングした元プライベートバンカーの男性である。今年2月、10人の起業家に10億円ずつ投資するという、大盤振る舞いの企画で話題をさらった「前澤ファンド」の運営責任者も彼が務めている。

 グーニーズは16年6月にある不動産会社を吸収合併したのだが、その代表取締役もこの男性。しかも、不動産会社の本店所在地はショートカットと同じく、先述のコンサルティング会社に置かれていた。

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