志尊淳が医療従事者に1000万円寄付 金額の大きさに「驚き」と「賞賛」

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偽善者、売名でいい

 GLAYは、4月に医療従事者へ1000万円とマスク5000枚。さらに5月には地元・北海道庁へ1000万円を寄付。

 中居正広は、東京コロナ医療支援基金に1000万円。また、彼が代表を務める個人事務所「のんびりなかい」名義で、医療機関に支援物資として食品を送っていたことが、東京都医師会からの“お礼”として公表されている。

 同じく元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」は、日本財団と「LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)」を開始。同基金内の「新型コロナプロジェクト」に、3000万円を寄付することも発表した。

 坂上忍は、個人収入の全額をコロナ対策に寄付することを公表。

 西川貴教は、地元・滋賀県に300万円。

 お笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランは、かつて英語教師を務めていたという福井県に150万円を送るという。

 オスマン・サンコンは、妻の出身地である藤沢市(神奈川県)に市民病院職員の感染症予防のためマスク2500枚を寄付……生まれ故郷でもないのに頭が下がる。民放プロデュ-サーが言う。

「若手俳優の志尊淳は、6月8日に日本赤十字社と共同募金会へ合わせて1000万円を寄付することを発表しました。これについても、16日からスタートする連ドラ『探偵・由利麟太郎』(フジテレビ)の番宣、売名なんて声が上がっているそうですから残念ですね」

 それより、彼のような若手が1000万円も寄付することに業界では驚きの声が上がったという。

「志尊にとって、1000万円は大金だと思いますよ。彼は、城田優らを輩出したワタナベエンターテインメントの俳優集団『D-BOYS』の現役メンバーであり、俳優の登竜門となっている戦隊モノ(『烈車戦隊トッキュウジャー』[14年:テレビ朝日])の出身というエリートです。ですが、同じく『トッキュウジャー』に出演していた横浜流星や同年代の吉沢亮(『仮面ライダーフォーゼ』[11年:同前])と比べるとやや後塵を拝しているイメージですね。一昨年にトランスジェンダーを演じた主演ドラマ『女子的生活』(NHK総合)の評価は高く、コンフィデンスアワード・ドラマ賞の主演男優賞なども受賞しましたが、その後の作品に恵まれていません。ナベプロの給料は固定プラス歩合で、タレントの取り分はいいほうと聞きますが、収入はまだまだ多くないと思います。そう考えると、1000万円はかなりの金額ですよ」(同)

 今回の寄付は、彼のInstagramの動画企画から生まれた楽曲やグッズの売上からまかなわれるということだが、

「インスタの収益と言っても、全てが自分の懐に入っているのかどうか……。そんな中で、1000万円を寄付したのは大したものです。念のために言っておくと、日本赤十字や国際医療研究センターなどに寄付すると、所得税や住民税で寄付金控除が受けられます。もし今後、寄付を考えている方がいましたら、こちらがお勧めです」(同)

 本人は、《微力ですが、お役立て頂ければ嬉しいです》とどこまでも殊勝だ。

週刊新潮WEB取材班

2020年6月12日掲載

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