オスカー広報紙で分かったポスト米倉は「小芝風花」 “武井咲の妹”で元フィギュア少女

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好物はハラミとレモンサワー

 すると、いきなりグランプリを受賞。トントン拍子でCMやテレビドラマの出演も決まり、当初は両立を考えていたフィギュアスケーターの夢を断念したという。

 知名度を大きく伸ばしたのが、2014年に公開された実写版映画「魔女の宅急便」[東映:清水崇監督(47)]。ヒロインのキキを演じ、ブルーリボン賞の新人賞などに輝いた。

 演技力を視聴者に印象づけたのが、NHKの朝ドラ「あさが来た」(2015~16年)だった。波瑠(28)が演じたヒロイン・今井あさの長女・白岡千代役を担当した。

 ヒロインのオーディションにも挑戦しており、スタッフの評価は高かった。しかし年齢がネックになったという。これが縁となって長女の役がオファーされ、スタッフの期待に応えたのだ。

 昨年は、同じNHK総合のテレビドラマ「トクサツガガガ」(1~3月)でヒロインに抜擢。特撮オタクであることをひた隠しにしているOLを軽妙に演じ、コメディエンヌの才能も発揮した。

 そして「美食探偵 明智五郎」のヒロインとなったわけだ。読売新聞は4月20日、「[よみほっとTV]小芝風花 聞くお芝居 現場で柔軟に」の記事を掲載した。その書き出しは、以下の通りだ。

《近年、ドラマで重要な役を任されることが増えた。確かな演技力を評価されてのことだろう。では、自身は何を大事にして演じているのか》

 記者の問いに、小芝は「聞くお芝居です」と答えている。演技を最初から自分で決めてしまうことを避け、台本について監督に訊いたり、共演者の演技を見て現場で演技を決めたりしているのだという。

《「まだ22年しか生きていないから、いろんな考え方を参考にしたい。気を付けないと全部同じ『小芝の演技』になる」。その素直さが、大きな武器だ。》(註:全角数字を半角数字に改めた)。

 大阪日日新聞が5月6日に掲載した「喜怒哀楽 はっきりと 『美食探偵』ヒロイン役 小芝 風花」によると、撮影現場では明るい性格でムードメーカー。主演の中村倫也(33)との呼吸もしっかり合っているようだ。

《「この間は出演者同士で、座頭市ごっこをして盛り上がりました。中村さんがほんとに上手で」。明るい笑い声とくるくる変わる表情で、撮影現場のムードメーカーだ》

《今回の苺役は喜怒哀楽がはっきりしていて「最近では一番素に近くてやりやすい」と声を弾ませる。「自分はオモシロ担当。大人な演技も学びながら、目いっぱいリアクションしたい」》

 日刊スポーツが5月27日に掲載した「小芝風花 メークして気分UP/明日のために」で、彼女の近況を伝えた。ご本人の肉声を引用させていただく。

《「-明智五郎」の撮影中だったのですが、ストップしている状況です。食べ物を買いに行くとき以外は、ずっとおうちにいます》

《在宅中は趣味のギターの練習として、甲斐バンドさんの曲や中島みゆきさんの「糸」を弾いたり、あとは編み物、ゲームは「あつまれ どうぶつの森」をよくしています》

 先に紹介した読売新聞のインタビュー記事によると、普段なら仕事で頑張った後は、焼肉屋に行っていたという。

《自宅の近くにおいしい焼き肉店があって、仕事で頑張った後に家族で行きます。ハラミとレモンサワーの組み合わせが最高です》

 一日も早く、彼女が焼肉屋に行ける日が来てほしいと願うのは、ファンばかりだけではないだろう。

週刊新潮WEB取材班

2020年6月10日掲載

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