つるの剛士が語る「僕が尖閣問題をつぶやくワケ」

エンタメ 週刊新潮 2020年6月4日号掲載

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「なぜ日本人は危機感を持たないのか。僕は不思議としか言いようがないんです」

 1997年放映の「ウルトラマンダイナ」で主人公を演じて一躍ブレイクを果たした、つるの剛士(45)。俳優・タレント業の傍らミュージシャンとしても活躍中だが、目下、尖閣を巡る中国の動きについてツイッターで警鐘を鳴らしている。

「日本がコロナ対応に追われるスキを突くように中国は尖閣周辺に公船を派遣し、日本領海への侵入を繰り返しています。さらには操業中の日本漁船を何日間も追尾して挙句に退去を求めることもある。狙いは明白で、サラミを薄くスライスするように実効支配の既成事実化を推し進めていくこと。これは難しい政治の話ではありません。どんな家庭でも毎日、防犯のために家の鍵をかけますね。国防も同じで、国が外敵から国民の生命と財産を守るべく鍵をかけることに他なりません。5人の子どもを持つ父親として、尖閣の状況には連日思いをいたさずにいられないのです」

 だが、芸能人であるならば、検察庁法改正案や森友・加計問題に批判の意見でも述べたほうが、よほど世間受けはよかろう。

「僕は叔父が海上保安庁に勤務していて、安全保障に関して日本が抱えるさまざまな課題や、中国船と日夜対峙する海保職員の方々の苦労話をよく聞かされてきたんです。検察庁法改正案の件をどうでもいいとは言いませんが、銃を片手に人様の家の玄関口でウロウロする不審者がいる事態は、よほど急な対応を要する問題のはず。安倍さんのことは好きでも嫌いでもないし、自民党の支持者でもありません。芸能人という自分の仕事柄も関係ないです」

 そしてこうも付け加えた。

「事実上の攻撃を受けているのに、そのことを伝えようとしないマスコミにも大きな責任があるのでは」

 今後も発信を続けていく、と力強く語るのだった。