大坂なおみ、年収は「シャラポワ」「セリーナ」超え 企業人気の秘密

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 大坂なおみ(22)の称号がまた一つ増えた。

 米フォーブス誌によると、彼女の昨年の収入は3740万ドル(約40億3200万円)。ここ4年間女子アスリートの稼ぎ頭だったセリーナ・ウィリアムズ(38)を抜いただけでなく、2015年にマリア・シャラポワ(33)が記録した史上最高年収をも更新したという。

 大坂といえば、一昨年9月の全米オープンでセリーナを決勝で下して優勝。翌年の全豪オープンも制し、アジア人初の世界ランキング1位に輝いた。

 ただ、その後のグランドスラムでは精彩を欠き、現在のランキングは10位と低迷気味である。

「実は、彼女の稼ぎの大半は、賞金よりスポンサー企業との契約金です」

 とスポーツライターが明かす。

「契約企業は日産自動車、ヨネックス、日清食品、資生堂など少なくとも15社に及びます。ナイキに至っては、昨年だけで彼女に1千万ドル(約10億7800万円)以上払っているそうです」

 しかし、大坂が、かのセリーナやシャラポワよりも稼いでいるとは驚きだ。いったいなぜそうなったのか。

「彼女は、父親がハイチ出身、母親が日本人で、拠点がアメリカ。つまり、3カ国で稼ぐことができます。ハイチはともかく日米両国で稼げるというのは彼女の強みといっていいでしょう」

 とスポーツ紙テニス担当記者が語る。

「また、ハーフというのは、今流行りの“多様性”の現れといえますし、世界で活躍している姿も、日本企業が欲しがっているイメージのひとつ。性格の良さや好感度も申し分ありません」

 結果、スポンサー料の相場が暴騰したという。

 加えて、

「忘れてならないのは“東京五輪特需”。出場が見込めるアスリートのなかでも彼女の知名度はダントツですからね。事実“開会式の旗手に”という話が内々に決まっていました」(同)

週刊新潮 2020年6月4日号掲載

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