松岡「家政夫のミタゾノ」は傑作選でも絶好調 「『相棒』の法則」で長期シリーズへ

エンタメ 芸能 2020年5月29日掲載

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 TOKIOの松岡昌宏主演の「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日)が第4シリーズの視聴率が、これまでの最高記録を更新した。その勢いは、コロナ禍で撮影が一時中断し、傑作選を放送しても衰えない。さらに5月29日には、リモート撮影による新作が放送されるという。早くも第5シリーズも決定という声が上がっている。

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「家政夫のミタゾノ」は派遣家政夫・三田園薫(松岡)が、派遣された先々で、あの手この手を使って家庭の闇をあぶり出し、家族はバラバラに……しかし、最後は何らかの形で再生していくハッピーエンドのドラマだ。

 いつも無表情のミタゾノは、「相棒」の杉下右京をも上回る捜査(諜報?)能力と、交渉(恐喝?)術、数々の資格を活かした技能、そして怪力を併せ持つダークヒーローだ。ドラマには時事ネタや細かいギャグも盛り込まれるが、所々で挟み込まれる、大根でしみ抜きができるとか、米のとぎ汁で床がピカピカになるといった、意外な家事で役立つテクニックも番組の魅力となっている。

 大筋は16年10月期の第1シリーズからずっと変わっていないのだが、第4シリーズになって、視聴率が上昇しているという。民放プロデューサーが言う。

「これまで第1シリーズの1話の最高視聴率は8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)、シリーズ平均で7・6%でした。18年の第2シリーズは、最高8・1%、平均6・7%。昨年の第3シリーズは最高8・2%、平均6・6%でした。ところが今年4月24日にスタートした第4シリーズは、初回9・3%とこれまでの最高視聴率を更新。2話は8・6%とわずかに落としますが、それでも過去のシリーズを上回っています。残念ながら、新作が撮れていたのはここまでで、5月8日は第3シリーズの第6話が放送され、視聴率は7・7%に落ちました。ただし、昨年放送された時には5・6%しか取れませんでしたからね。同様に15日に放送された第3シリーズ8話は7・3%(オリジナルでは6・4%)、22日の第2シリーズ1話は7・3%(オリジナルでは7・2%)と、再放送にもかかわらずオリジナルを上回っています」

 一体どういうことなのだろうか。

「得てして、人気長寿シリーズとなるドラマは、ジワジワと数字が上がってくるものです。3月にSeason18を終えた『相棒』も、02年のSeason1の平均視聴率は13・1%、Season2で12・7%と数字を落としています。平均15%を超えるようになったのは、06年のSeason5以降です。あまり早くに人気が出ると、意外に長くは続かないことがあるんです。日本テレビの『ごくせん』がシリーズ3で終わったのも、シリーズ2でブレイクしてしまったからです。対して、『ミタゾノ』の作り、面白さは、第1シリーズから変わっていませんから、ここへ来てようやく視聴者が定着したということでしょう」

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