松岡「家政夫のミタゾノ」は傑作選でも絶好調 「『相棒』の法則」で長期シリーズへ

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ミタゾノの歴代パートナー

 きっとテレ朝も大喜びだろう。

「そうでしょうね。とくに『ミタゾノ』の“金曜ナイトドラマ”枠は、このところシリーズ化できるようなヒット作に恵まれていませんでした。同枠は“まるっとお見通しだ!”の『TRICK』(主演:仲間由紀恵、2000年~)はじめ、“フン!フン!フン!”の『特命係長 只野仁』(主演:高橋克典、03年~)、“サラリーマンをなめんじゃねえ!”の『サラリーマン金太郎』(主演:永井大、08年~)など、枠を変えてシリーズ化したドラマなども生み出してきました。中でも『TRICK』は3シリーズのほか、スペシャルで3本、劇場版4本、さらに同枠でスピンオフドラマ『警部補 矢部謙三』が2シリーズ放送されるなど、大化けしましたからね。第2の『TRICK』を期待する声は大きいでしょう」

 ところで『ミタゾノ』では、シリーズごとにパートナーとなる新人家政婦が変わっている。定着させる気はないのだろうか。

「第1シリーズのパートナー、清水富美加(現・千眼美子)はミタゾノとは対照的に、ドジだけど、明るく、非常に良い組み合わせでしたけど、シリーズ終了後2カ月で出家してしまいましたからね。今回の再放送でも、第1シリーズは再放送されませんでした。第2シリーズの剛力彩芽はドラマスタート直後に、ZOZO前澤友作氏との交際が発覚。第3シリーズの元AKB・川栄李奈もスタートしてすぐにデキ婚と、おめでたい話とはいえ、番組にとっては良かったのか、悪かったのか……」

 第4シリーズのパートナーは飯豊まりえだ。

「いいバイプレーヤーだと思いますが、ちょっと弱いかもしれません。ただ彼女は、17年4月公開の映画『暗黒女子』で、清水富美加とW主演という経歴があります。清水が出家直後で舞台挨拶にも出席しなかったため、彼女ひとりが主演として頑張った。4代目パートナーとして初代を超えて欲しいですね」

 さて、29日の放送では《『家政夫のミタゾノ』史上初の試み!今、この時期だから実現!リモート映像だけで60分の新作を制作!》と宣伝している。NHKの「今だから、新作ドラマ作ってみました」のリモートドラマのような、残念なものにならないことを祈るばかりである。

「NHKのように、出演者が1室に籠もってモニターだけで作るというものではないようです。リリースのあらすじを見ると、リモートドラマとはいいつつ、ミタゾノはちゃんと派遣され、同じカットに他の出演者は出ないという作りのようですから。ある意味、画期的なドラマになるかもしれません。これが話題になれば、長寿シリーズ化もあり得ますね」

週刊新潮WEB取材班

2020年5月29日掲載

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