上から目線の立民・福山幹事長、なお炎上 お膝元で候補落選

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 新型コロナウイルス感染症・政府専門家会議の尾身茂副座長に対する“詰問”で炎上中なのは、福山哲郎・立憲民主党幹事長(58)。

 結局、党の内外から押し寄せる批判の声に、やむなく謝罪に追い込まれたが、党内からは別の批判も寄せられていた。

 党関係者によれば、

「福山さんが釈明会見を開いた今月12日、立民の常任幹事会が持ち回りで開かれたのですが、そこで報告された地方自治体議員・首長選挙の結果が物議を醸しているんです」

 報告されたのは、4月26日に投開票された市議選など5自治体の選挙。

「問題は京都府京丹後市の市議選です。定数20の議席を巡って、27人の候補者が立候補。わが党からは女性候補1人が公認を受け出馬していたのですが、落選に終わった」

 立民の候補者が落選。失礼ながら珍しいこととも思えないが、

「確かに1議席を争う選挙で負けることは珍しくありません。ただ、公認候補を立てた大選挙区制の選挙で一人も当選者が出ないのは極めて異例。実際、この日報告された他の選挙でも京丹後市以外はみんな当選している」

 しかも、

「選挙があったのは福山さんのお膝元である京都。福山さんは昨年12月に府連会長を辞めているとはいえ、選挙の責任者を務めていたのは、彼の公設秘書だった山本和嘉子衆院議員です。自民党が強い地域なのは事実ですが、それでも共産党は3議席とっている。公認候補が1人で全ての戦力を集中できたのに、次点にも及ばず落選では、選挙を仕切る幹事長の面目も丸つぶれというものです」

“詰問”の裏には、敗戦のムシャクシャもあった?

週刊新潮 2020年5月28日号掲載

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