巨人・坂本勇人にも“コロナ禍” 開幕延期で史上最年少2000安打が絶望的に

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 新型コロナウイルス蔓延による各種スポーツの中止や延期はさまざまな悲劇をもたらしている。

 そんななか、巨人の坂本勇人(31)が被った厄災は一風変わっている。

 大手紙G番記者によると、

「坂本の昨季終了時点の通算安打数は1884。昨季は173本のヒットを放っていますから、今季中に“2000安打”を達成するのは確実でした。しかしそれはただの“2000”ではありません。“史上最年少2000安打”の期待がかかっているのです」

 これまでの最年少記録は、1968年に榎本喜八(東京オリオンズ)が達成した際の31歳229日。坂本は7月30日にこの齢となる。

「当初は、東京五輪開催の影響で7月21日からリーグ戦が中断されることになり、実質的なリミットは中断直前の7月18日に前倒しになっていました。アンラッキーではありましたが、それでも、シーズンが予定通り3月20日に開幕していれば、52年ぶりの記録更新は可能に見えました。しかもその後、五輪の延期が決まった。中断がなくなれば、坂本にとってラッキーな展開になっていたわけですが……」

 ご存じのように、プロ野球の開幕も延期になってしまった。五輪とその延期、さらにプロ野球の開幕延期、と坂本は一喜一憂を繰り返しているわけだ。

「現在は“5月上旬までに日程を再検討”とのこと。開幕は早くても6月にずれこむ見通しです。もはや最年少記録は、ダブルヘッダーを組んでも絶望的になってしまいました。コロナさえなければ、シーズン中は、“記録まであと〇本”とカウントダウンして大いに盛り上がっていたんでしょうけど……」

 試合は延期できても、加齢は延期できない。なんともお気の毒。

週刊新潮 2020年4月23日号掲載

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