セクハラ被害に不倫関係!? 「杏」実母、骨肉裁判で信じがたい話を次々と“暴露”

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報酬2400万円

 もっとも、由美子さんにとってこうした「暴露」には「前科」がある。かつて渡辺謙との裁判の際にも、

「法廷で若村麻由美さんなど9名の女優の実名を挙げ、夫と不倫の関係にあったと述べたことがありました」(スポーツ紙のベテラン芸能デスク)

 もちろんこれらの主張は認められなかったし、実際、本件に名が出てくるモデル事務所や北大路氏などに聞いてみても、「確認できない」「そのような事実はない」などのご回答。一体、この母は何を考えているのか。

 当の由美子さんに連絡を取ろうと試みたが、自宅を訪ねても、弁護士経由でも回答は得られないまま。

 では、と杏の所属事務所に尋ねてみたが、

「訴訟については事実と聞いております」

 と答えるのみであった。

 初めて明らかになった母娘の闇。

「本当に仲の良い親子だったんですけどね」

 と嘆息するのは、母娘双方と親しいさる芸能関係者。

「和解で終わると思っていましたが、まさか訴訟にまでなるとは。ただ、杏ちゃんがお母さんから離れようとしたのは、時系列で見ると、ちょうど東出さんと付き合い、同棲し始めた頃なんです」

 確かに二人の交際発覚は、2014年。そして結婚は15年。杏が事務所を出たタイミングとピタリと合う。

「これまでお母さんを支えることで一生懸命だったのが、結婚や家庭を持つことが現実になるにつれ、母への意識にも変化が生じたのかもしれません」

 他方、本件訴訟に詳しいさるジャーナリストはこう感想を漏らす。

「訴訟の中で、由美子さんは、杏が事務所を出ていき、事実上、会社の活動が停止した翌年度も、蓄積から役員報酬を2400万円引き出し、接待費や旅費交通費も500万円以上使っていることが明らかになってます。また、今に至るまで杏名義で購入した港区内の高級マンションに住んでいる。やはり、杏というビッグタレントが生み出す財産を失いたくない、という思いが背景にあるのでは」

 尋問を経て、裁判の判決はそう遠くないうちに出る。双方の主張の白黒ははっきり付くが、一度壊れた母娘関係はそう簡単に元へは戻らないだろう。

 杏を常に苦悩させる「家族」の迷宮。彼女がその頸木(くびき)を逃れるのは、果たしていつのことになるのだろうか。

週刊新潮 2020年4月16日号掲載

特集「『東出騒動』の陰で『杏』を苦悩させる『骨肉裁判』」より

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