NHK「和久田」「桑子」アナのトレードが大成功 実力派揃いで“黄金時代”到来

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トレード大成功

「もともと物言いはちょっとキツ目で、ピリッと感じのする引き締まった美貌の彼女は、朝の顔としては少々重く感じるところもあった。高瀬耕造アナ(44)が後番組の朝ドラについて話題を振っても、彼女はクルービューティを崩さず頷くだけということもあり、“塩対応”とも言われていました。しかし、『ニュースウォッチ9』では、あのクールビューティが逆に効いています。時に語尾がハスキーな囁き声にも聞こえる彼女から、冷静に新型コロナの危険性を訴えられたら、視聴者も真剣に耳を傾けてしまします。早帰宅やテレワークで在宅の“チョイM”サラリーマンの視聴者も急増中だとか……」(同)

 一方、彼女と交換トレードされたのが“夜の顔”だった桑子アナだ。和久田の1年先輩にあたる10年入局で、こちらも東京外語大卒の才女である。

「彼女は入局後、長野放送局での3年、広島放送局での2年を経て東京に戻ります。決して順風満帆ではありませんでしたが、それを一変させたのが『ブラタモリ』(NHK総合)でした。3代目のアシスタントとして起用され、丁々発止のやりとりがタモリさん(74)から絶賛され、NHK内での評価も変わりました。17年から『ニュースウォッチ9』のキャスターとなり、2年連続で『紅白』の総合司会を務めるまでになりました。今回、『おはよう日本』に移ったのは、彼女にとっては良かったと思います。彼女の愛嬌は、夜のニュース番組には軽く見られるところもあった。むしろ、かわいらしい顔で、ほんわかと情報を伝えるのは、朝のほうが合っています。『おはよう日本』も桑子アナになってから数字を上げているようです。朝ドラの話題を向けられても、『見てます!』とニコニコの笑顔で答え、『音ちゃんの家族がね……』と語り出すと、高瀬アナも嬉しそうに拍手していましたから。コンビとしてはお似合いでしょう」(同)

 NHKのトレードは、見事的中したということか。ともあれ、「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)を筆頭に、バラエティにばかり力を入れているのより、よほどいいかもしれない。

「そうですね、NHKがあまりに視聴率至上主義になっては、民放が立ちゆきません。それにしても、大物アナウンサーの局内での移籍はあるものの、トレードというのはあまり聞いたことがない。さらに、このところNHKが報道番組にかける布陣は恐ろしいほど。特に女子アナの層の厚さは脅威と言っていい」(同)

 NHK総合は、朝は桑子アナの「おはよう日本」から朝ドラを挟んで、近江友里恵アナ(31)の「あさイチ」へとつなぐ。さらに夕方は林田理沙アナ(30)の「首都圏ネットワーク」で、ここまで「ブラタモリ」の代々のアシスタントが続く。夜になると、上原光紀アナ(29)の「ニュース7」、和久田アナ「ニュースウォッチ9」を経て、井上あさひアナ(38)の「ニュースきょう一日」で〆る。

「『ブラタモリ』はNHKの女子アナ登竜門になってきていますね。それにしても、悔しけれど、民放にはマネできません。かつて夜9時台の報道番組『ニュースセンター9時』で磯村尚徳アナ(90)や木村太郎アナ(82)がキャスターを務めていた頃の“報道のNHK”を彷彿させます。バラエティなどに力を入れなくても、NHKは王道を行ったほうがいいと思いますけどね」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年4月16日掲載

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