コロナで“売春難民”続出でもしたたかに稼ぎ続ける「リフレ」女子の実態

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売春代を半額に下げて

 この風俗ライターが続ける。

「さらに4月11日に安倍さん(晋三首相)が、『繁華街の接客をともなう飲食店』の利用自粛を全国に呼びかけたことが決定打となり、各地のキャバやセクシーキャバは臨時休業に入っています。出会いカフェも複数が休業。今回、直接は言及されなかった派遣型のデリバリーヘルスなど性風俗業全体にも、同様の動きが出ています。働き先がなくなった女性が営業を続ける一部キャバや風俗店に入店しようとしても、男性客激減のため、ほぼ断られるそうで、まだ開けている出会いカフェに行っても女性があぶれている。女性は新たな『定期』男性を探す場がなくなっており、『定期さんが誰も会ってくれないし、新規開拓もできない。お金がない』と悲痛な声を複数から聞きます」

 他方、40代前半、都内のIT系企業管理職の男性に聞いてみると、

「妻子持ちですが、女好きなので昨年まではよく飲み歩いていました。キャバや出会いカフェで知り合った、いずれも20代の女性3人と定期的に会って、うち2人とは1回1万5000円か2万円でセックスをし、残り1人はセックスなしの手と口だけの性的サービスを1回5000円か1万円でしてもらっていました」

 しかし、コロナが拡大し始めた2月下旬から感染を警戒。3人と会うのを止めた。

「4月初めになって、うち1人は『1万円でもいいから会えませんか』と売春代を半額に下げて泣きついてきたのです。もちろん『コロナが落ち着いたら』と断りましたが、最近になって、キャバで去年、LINEを交換したけど1度も連絡をくれなかった女性5~6人から、次々と『お店が閉まっちゃったので外で会いたいです。条件は何でも応じます』などと援助交際をちらつかせたようなメッセージが届きはじめました。彼女たちの間で、外で会ってお金をくれる上、危なくない男性の“争奪戦”が勃発しているようです。感染リスクに加え、緊急事態宣言による外出自粛要請が出ているのに、のこのこラブホテルに出向いて密会できるわけないですが……」

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