秋篠宮家を巡る2つの「延期」~立皇嗣の礼と眞子さまの“結婚宣言”

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9日にご夫妻でリハーサル

 秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となられたことを示し、国内外にお披露目する「立皇嗣の礼」。立皇嗣の礼は国事行為として4月19日に予定されていたが、政府は10日、延期を発表した。「延期は既定路線」と、宮内庁関係者は話したが……。

 もちろんこの延期は、コロナウイルス感染拡大で東京を含む7都道府県に緊急事態宣言が発令されていることを踏まえたものだ。

 当初は中心儀式である「立皇嗣宣明の儀」の招待客は約350人で、祝宴も予定された盛大なものだった。しかし、その後のコロナ禍を受けて祝宴は中止、儀式の招待者は約50人へ縮小。さらに立皇嗣の礼の当日、秋篠宮さまが住まいの赤坂御用地と儀式が行なわれる皇居を車で往復する際にサイドカーなどを伴う車列を組まずに走行するなど、クラスター化を避けようというプランもあった。

 ちなみに、1991年2月の「立太子の礼」では、当時皇太子だった天皇陛下の乗った車が車列を組み、実質的なパレードとなった。沿道には2000人ほどがつめかけたという。

「宮内庁内や秋篠宮家周辺では、4月に入ってから“延期もやむなし”という空気が圧倒的でした。それでも9日には秋篠宮ご夫妻は皇居に入られてリハーサルに臨まれています。その時のご夫妻の雰囲気も、どことなく“延期”を想定したようなものでしたね」

 と、宮内庁関係者。

 緊急事態宣言が出た後のリハなのだから、ご夫妻の心中も複雑だったのではないだろうか。

「秋篠宮さま自ら結核予防会(総裁は紀子さま)などの医療関係者から、コロナウイルスについての情報を収集されてきたこともあって、コロナ禍の深刻度についてはよくよく理解されていたことと思います。4月下旬には、秋篠宮ご夫妻は伊勢神宮などを参拝される予定でしたが、どうしても沿道などに人が集まりやすく、クラスター発生の可能性も否定できず、それも延期されました」

 その一方で、皇室担当記者はこんな風に振り返る。

「初めて皇族方のマスク姿を外で目にしたのは3月30日、上皇ご夫妻が高輪皇族邸に入られる時でした。上皇さまはサージカルマスク、美智子さまは布製マスクをつけられていました」

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