フジ「99人の壁」、26回の偽装問題、司会「佐藤二朗」の使い方を間違えたという声

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 俳優の佐藤二朗が司会を務めるクイズ番組「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」(フジテレビ)で、参加者100人(99人+チャレンジャー)が集まらず、エキストラを起用していた偽装が発覚した。新型コロナで不要不急の外出を控えるよう要請されている今、そんなことまであるのかと思ったら、実は昨年10月までの話。しかも17年末のパイロット版の頃から26回も繰り返されていたという。業界では開いた口が塞がらないとか。

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「99人の壁」は、100人の参加者の中から選ばれた1人のチャレンジャーが自分の得意ジャンルで早押しクイズに挑戦。残りの99人がブロッカー(壁)となり、5問連続で正解すれば賞金100万円を獲得できる。逆に阻止できたブロッカーは、次のチャレンジャーになれる、というルールだ。民放関係者が言う。

「素人参加型クイズ番組で、100人同時に早押しという例のない企画は、業界でも斬新な企画だと評判になりました。なんでも17年秋にフジ社内で企画プレゼン大会があり、当時入社2年目の社員が応募して、金メダルを取って番組となったそうです。17年12月31日午前(10:00~10:55)に最初のパイロット版が放送され、18年4月5日にはプライム帯で90分スペシャルに。さらに8月15日、ゴールデンに格上げされて2時間スペシャルで放送され、ギャラクシー賞の月間賞まで受賞しました。これらの評判が良かったので18年10月からレギュラー化されました」

 だが、参加者が集まらなかったとは。それも当初から……。

「フジの発表によると、このパイロット版の時からすでに100人を確保できなかったそうです。しかも、レギュラー化された後も、昨年10月まで26回も繰り返されていたという。コンプライアンス厳しき折、なぜこんなお粗末なことをやってしまったのか。平均して10人強の補強があったといいますから、最初から番組タイトルの“99人”になっていなかった。呆れるほかありません」(同)

 参加者に著名人が含まれることもあるが、基本的には事前にオーディションで選ばれていた。合格すれば、チャレンジャーにならない限り、ブロッカーとして1年間の出場資格が与えられていた。

「それでも集まらなかったわけです。企画スタッフ自ら“超逆境”に陥っていたわけですが、いくら何でも当初はなんとか100名を確保しようとしたはずです。おそらく収録当日に欠員が出たので、足らないということになって急遽エキストラを仕込んだのでしょう。しかし、それが常態化し、結局26回もやってしまったということでしょう。でも、26回という異常な数字を聞くと、最初から“エキストラで行こう”ということになっていたのではないかと疑ってしまいます」(同)

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