ダンテ・カーヴァーが日本で見つけた飲食店 美味しいNIPPON

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第35回は、ダンテ・カーヴァーさん。今回は「+GARDEN DINING&CAFE」に伺いました!!

 携帯電話会社のCMに出演し、「予想外デス」のフレーズで一躍有名になった、俳優のダンテ・カーヴァーさん。

 CMの中では、無表情で時折不敵な笑みを浮かべるキャラクターだったが、プライベートは表情豊かなナイスガイ。大学時代、アクション俳優を目指していた彼が日本に住み始めたのには、意外なきっかけがあった。

「大学生の時、友達と一緒に日本を1週間ほど旅行したんだけれど、4回もモデル事務所からスカウトされて。『なんで?』って思ったんだけれど、日本で仕事するのもいいかなって。仮面ライダーやパワーレンジャー(米版スーパー戦隊シリーズ)にも憧れていたしね」

 来日当初、多くの友人が住む東京ではなく、京都で生活を始めたのは、「天邪鬼だったのかも」。俳優やモデルとしての仕事はすぐには軌道に乗らなかったが、自然と身についた関西弁が彼を救う。あるCMにエキストラで出演した際、関西弁のアクセントがディレクターに気に入られた。それが契機となり、先の携帯会社のCMに出演するようになったのだ。

 そんなダンテさんはアクション俳優として活躍するため、日々のトレーニングを欠かさない。身長185センチ、体重90キロの堂々たる体軀を食事面で支えるのが、自由が丘にある「+GARDEN DINING&CAFE」だ。本人曰く「(自宅の)リビングの延長」というお店は、オーナーの比護さんのこだわりが詰まっている。テーブルや棚は自身でDIYしたもので、料理に使う食材も、砂糖はてんさい糖、油はグレープシードオイル、お米は十六穀米を使用している。

「落ち着く雰囲気に、ヘルシーで美味しい料理。さらには、減量中やトレーニング中など、僕の状況に即して、ボリュームコントロールにも応じてもらえるのがありがたいんです」

 多い時だと月に3~4回は訪れるそうだが、撮影時はアメリカでのオーディションがあった関係で1カ月ぶりの来店。なので、比護さんが料理を作っている間、ダンテさんはソワソワ。

「ここでの食事は僕をストレスから解放してくれるんです。本当にレベルが高い料理なんで、皆さんも是非!」

週刊新潮 2020年4月9日号掲載

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