「武漢ウイルス」の責任を取れ「習近平」 日本の五輪を邪魔する歴史的因縁

国際 中国 週刊新潮 2020年4月9日号掲載

  • ブックマーク

“厄介な隣国”という意味で韓国と肩を並べるのは、言うまでもなく新型コロナウイルスの震源地・中国である。一度ならず二度までも、日本の五輪を邪魔だてしておきながら反省の色は一切うかがえないのである。

 ***

 彼の国には〈死不認錯〉という言葉があるそうだ。その意味は、〈たとえ死んでも過ちを認めない〉。

 コロナ禍を撒き散らし、世界中の顰蹙を買ったところで歯牙にもかけない習近平主席の態度は、まさにこの言葉を体現している。東京五輪を吹っ飛ばしながら、いまだわが国に謝罪すらないのだから。

 世界中で猛威を振るうウイルスと同様に、二大超大国の“中傷”合戦もいまだ収束を見せないままだ。

 政治部記者によれば、

「オブライエン米大統領補佐官は3月11日、“武漢で隠蔽があった”せいで“世界の対応が2カ月遅れた”と発言。すると、中国外務省の趙立堅・副報道局長が翌日に“米軍が疫病を武漢に持ち込んだ”とツイッターに投稿した。この露骨な責任転嫁にアメリカが激怒。G7外相会合に出席したポンぺオ国務長官は、新型コロナを繰り返し“武漢ウイルス”と呼んで中国を非難するなど、泥仕合が続いています」

 真犯人から犯人呼ばわりされたワケで、アメリカの怒りは尤もだろう。

 中国出身の評論家・石平氏はこう喝破する。

「中国は、昨年末に武漢で未知のウイルスの存在を知った医師に口止めをして隠蔽を図りました。その間に感染は中国全土から、世界中に拡大してしまった。私は新型コロナウイルスを蔓延させ、何万人もの命を奪った責任は、ふたりの人間にあると考えています。それは習近平とWHOのテドロス事務局長です。中国からの投資に頼るエチオピア出身のテドロス事務局長は終始、中国の肩を持ち、緊急事態宣言も後手に回りました。日本は国際社会を先導して中国とWHOの責任を追及すべきなのです」

次ページ:ペストと瓜二つ

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]