2人の我が子を殺害した「タイ人妻」 バンコクの実母が告白する“嫁姑戦争”

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 3月23日、吉祥寺(東京都武蔵野市)のマンションで中学1年と小学4年の兄妹の遺体が発見された。殺人容疑で逮捕されたのは、2人の母でタイ国籍のフルカワ・ルディーポン容疑者(41)だった。取り調べに対し、彼女はこう供述しているという。

「子供のいない生活は考えられなかった……」

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 23日午前11時過ぎ、吉祥寺駅東口交番に容疑者が自首したため、事件が発覚した。警官がマンションに急行すると、古川絢一くん(13)と、紗妃ちゃん(10)の兄妹が血を流して死亡しているのが発見された。自宅にあった包丁と果物ナイフで、就寝中の我が子を刺し殺したという。

 容疑者が日本にやってきたのは2005年のこと。タイの宝石店に勤めていた彼女は、香港の宝石展示会で、日本人の夫と知り合った。結婚後は、吉祥寺市街の宝石店で義母と共に働いていた、と語るのはタイ・バンコクに住む容疑者の実母だ。

 実母は数年前から、娘からの国際電話で異変を感じていたそうだ。

「電話口ですすり泣くから、どうしたの?と聞いても答えない。暫くして、“夫の母は酷い人”って本音を漏らすようになったんです。私に心配をかけたくないのか、具体的に何があったのかは言いませんでしたが……」

 容疑者は犯行前夜にも電話をしてきたという。

「深刻な声で、“夫に離婚を迫られた”と言うんです。彼は“おふくろに離婚しろと何度も言われる。オレはそのストレスに耐えられない”と娘に迫り、お義母さまも“とっととタイに帰って”と……」

 4月2日発売の「週刊新潮」では、容疑者の実母が嫁姑の確執を告白。さらに義母からの反論も掲載されている。

週刊新潮 2020年4月9日号掲載

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