「コロナ禍」で高まる日本版CDCを望む声 まずは危機管理の人材育成から始めよ

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 東日本大震災から9年――。日本は再び未曽有の国難に見舞われています。その間にも、集中豪雨による洪水や、巨大台風の襲来に見舞われてきましたが、残念ながら時の政府(当時の民主党や、現在の自民党)の危機管理は、国民から支持されるレベルにはありません。

 いま巷では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染症の危機管理に注目が集まり、日本版CDC(疾病対策センター)の設立を望む声が高まっています。しかし、簡単なことではありません。米国のCDCは、戦地のマラリア対策の延長として、第二次世界大戦直後に設立された組織。...

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