【新型コロナ】トム・ハンクス罹患で、日本の芸能界も本気で心配し始めた「感染第1号」

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 アメリカの名優トム・ハンクス(63)も妻と共に新型コロナウィルスに感染した。幸い大事には至らず、回復に向かっているが、これが日本ならどうなるか。テレビ業界では、スタッフはもちろん出演者達にも、その不安は日に日に増している。

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 ちなみにトム・ハンクスは3月13日、夫婦揃ってTシャツに野球帽というスタイルの写真と共に、こんなメッセージをSNSで配信している。

《みんなこんにちは。(妻の)リサ・ウィルソンと私は、私たちをとても大切にしてくれているオーストラリアの皆さんに感謝したいと思います。新型コロナウイルスに感染しているので、他の人にうつさないように隔離されています。重症化してしまう人もいますが、私たちは1日1日、前進しています。この状況を打破するためにできることは、専門家のアドバイスに従い、お互いをいたわることだけです》

 そして、彼やマドンナが出演した映画「プリティ・リーグ」(1992)の名台詞で〆た。

《野球に涙は禁物だ! ハンクス》

 感情的にならず、冷静に対処しようというメッセージである。とはいえ、自分が感染したら、冷静でいられるだろうか。民放プロデューサーが言う。

「局内でも、もし感染者が出たらどうなるだろうか、という話はよくしています。すでに“TBSの報道スタッフが取材中に感染者と濃厚接触”とか、“日テレ局員に感染の疑い”なんて報道もありましたからね。その後の報道は聞きませんが、スタッフにもタレントにも、いつ感染者が出てもおかしくない状況であることは間違いありません。果たしてその時、番組はどうなってしまうのかと」

 もちろん、最大限の感染防止策は採っていると言う。

「収録前にはタレントもスタッフも、体温チェックをして、アルコールで手を消毒するなんてことは今や当たり前。スタジオでは、生放送、収録にかかわらず、無観客となりました。収録時間もできる限りコンパクトにするということを心がけています。ワイドショーの取材担当やインタビュアーは、マスク着用が基本です。ロケ番組では、スタッフ全員がマスクをするようになっています。スタジオ内のスタッフも、マスク着用が増えています。さすがに出演者にマスクの義務づけをしている番組はないようですが……」

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