加藤紗里がマンション退去を巡り元夫と警察沙汰 記者の直撃に「彼が全部悪いんです!」

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新しい彼氏にお願いして…

 15日の午後6時過ぎ、地方での仕事を終えて自宅に帰ってきた加藤は、部屋の鍵が開かないことに気づいた。

「鍵は上下2つあるんですが、下が回らないんです。すぐに、留守中に元夫が勝手に交換したんだ、と思いました。とはいえ、このまま引き下がって帰るわけにもいきません。部屋には紗里の荷物が全部あるんです。現金も衣服もさることながら、母子手帳やパスポートなどの大事な書類も……」

 しばらくインターフォンを鳴らし、扉を叩き続けた加藤。すると隣人が心配して、外に出て来てくれたという。

「以前、夫婦ゲンカした時も、心配して味方してくれた親切な方です。お腹の赤ちゃんを気遣ってくれて、廊下に椅子も出してくださって……。で、事情を説明したところ、その方のベランダに通していただけることになったのです。ベランダは私の部屋と隣り合っているんで、もし窓が開いていたら入れるかもしれないと。ただ、いざベランダに出てみたものの『仕切り板』がある。仕方なく、壊して自分の部屋に行くことにしました。あの板、非常時には突き破れるようになっているでしょ。とはいえ、さすがに身重の紗里にはできないんで、駆けつけてくれた新しい殿方にお願いしました」

 新しい殿方? 突如、登場した第三の人物に記者が困惑していると、

「もう離婚しているんだからいいでしょ。悪いこと?」

 と不機嫌に返す加藤。

 まあ、そうかもしれない。話の続きを聞こう。

「ようやくベランダまで辿り着けたんですが、鍵はかけられ、遮光カーテンで閉ざされていて、中の様子はまったくわかりません。仕方ないので、ベランダからもドンドン窓を叩き続けました。すると、警察官が二人やってきたんです。ずっと部屋の中からは反応がなかったのですが、中に元夫の知人が居たらしく、その男が通報したんです」

 その後、警察官が立ち会い、双方に事情を聞くも、話し合いは一向に進まない。

 元夫側は、借主は自分で加藤が不法占拠していたと主張し、一方の加藤は自分の住まいを元夫が不法に占拠してしまったと真っ向から対立。埒が明かないので、加藤にはひとまず署までご同行、という流れになったというのだ。

 当然、この手のトラブルでは、警察は「民事不介入」の原則があるので手出ししようがない。事情を聴いたうえで、あとは双方で解決してください、と加藤を解放したかったのだが、

「紗里が警察に行った後、元夫も部屋に来たんですが、彼は“部屋に紗里を入れない”と頑強に言い続けているんです。けど、紗里の荷物はどうすればいいんですか! 現金が200万円、エルメスのバーキンもたくさんあるし、貴金属も合わせれば1億円くらいのモノがあるんです。警察に“部屋に入れてくれ”とお願いしても、“それはできない”という。紗里は妊娠中なんです。“せめて明日から生活を続ける最低限のものだけでも取り戻させてください”とお願いして、結局、警察官が代わりに持って来てくれることになったんですが、元夫が勝手に荷物を段ボールとかに仕舞ったらしく、どこに何があるかわからなくなってしまって……」

 なんと、警察はこのトラブルに巻き込まれ、1時間以上も間、加藤の私物探しをさせられ続けているというのだ。

 加藤を取材している記者の目の前にも、マンションと署を往復してきた女性警官がやってきて、

「エルメスの財布はあったみたいですけど、200万円も入っていなかったみたいです」「さっきのは夏服で着られないですよ。クローゼットにジャージはありましたか」

「金庫の横にある書類もお願いします!」

 などとやっている始末。

 聞けばそれは、記者が帰った後も深夜3時まで続いたという。

「すべては元夫が悪いんですよ! 3月末までには出て行くって言っているんだから、なぜたった10日も待てないんですか! 紗里に新しい男ができたと知って、嫉妬で嫌がらせしているに決まっています」

 と、加藤は深夜の路上で、記者に訴え続けるのであった。

 それにしても、振り回された三田署の方々には、本当に頭の下がる思いである。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月17日掲載

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