2022年の大河「鎌倉殿の13人」、主演「小栗旬」で囁かれるNHKの心配事とは?

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交友関係の広さが仇!?

 小栗旬(37)が、公私共に好調だ。まず「私」のほうからご紹介すると、女性自身が3月10日(電子版)、「山田優が第3子を妊娠!新型コロナ感染避けLA出産を決断か」と報じた。

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 昨年から小栗は、ロサンゼルスを拠点としている。妻の山田優(35)や2人の子供と4人で暮らしているのだが、今春に5人家族となるという。

 次に「公」のほうだが、まず今年は6月からシェイクスピア劇に挑戦する。

 他界した蜷川幸雄(1935~2016)が手がけていた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」は、吉田鋼太郎(61)が遺志を継いでいる。

 その第36弾となる「ジョン王」は、出演が小栗、吉田、そして横田栄司(48)という顔ぶれだ。6月に埼玉で初演され、7月に名古屋と大阪で上演される予定だ。

 また、新型コロナウイルスの影響で不透明だが、ハリウッドデビュー作となる「ゴジラVSコング」[監督:アダム・ウィンガード(37)/ワーナーブラザース、東宝]は公開予定が3月から11月へ延期となったようだ。

 さらに2022年の1月からは、主演を務めるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が開始される。脚本は三谷幸喜(58)が担当し、小栗は鎌倉幕府の執権となった北条義時(1163~1224)を演じる予定だ。

 ただ、それ以外は発表されていないため、キャスティングを巡って、テレビ業界ではちょっとした話題になっているという。民放キー局の関係者が明かす。

「三谷さんは最初から配役を想定して脚本を書くことで知られています。それ自体は何の問題もないのですが、三谷さんと小栗さんと言えば、交友関係が非常に広いことで有名です。俳優から『ちょい役でもいいから出してくれ』という依頼が殺到するはず、と言われています。『鎌倉殿の13人』にとっては贅沢な悩みになるわけですが、来年1月から放送が開始される『青天を衝け』が、とばっちりを食うのではと見られています」

「青天を衝け」の主演は吉沢亮(26)で、こちらも他の配役は発表されていない。出演を打診された男優や女優が、ベテランや大物になるほど、「『青天を衝け』より、『鎌倉殿の13人』に出させてくれ!」と懇願するケースが増えるというのだ。

「三谷さんの脚本で、主演が小栗さんとなれば、ある意味で当然でしょう。おまけに『青天を衝け』は、渋沢栄一(1840~1931)の生涯を描きます。明治、大正、昭和を描くことになり、近現代の大河ドラマは視聴率が悪いという有名なジンクスもあります。俳優は2年連続で大河に出演することはあり得ません。こうしたことを背景に、NHKさんがキャスティングの“交通整理”で苦労するのではないか、と話題になっているのです」(同・民放関係者)

 新聞や雑誌記事のデータベース「ジーサーチ」に「大河 豪華キャスト」という2語で検索してみると、興味深い結果になる。

 現在、放送中の「麒麟がくる」は「長谷川博己『麒麟がくる』、本木雅弘&沢尻エリカら豪華キャストも」(サンケイスポーツ:19年5月21日)と見出しに「豪華キャスト」という文言が使われている。

 ところが「いだてん~東京オリムピック噺~」(19年)、「西郷どん」(18年)、「おんな城主 直虎」(17年)の3作品の場合、全国紙やスポーツ紙などは「豪華キャスト」という言葉を、少なくとも見出しには使っていない。

 しかし、三谷幸喜が脚本を執筆した「真田丸」(16年)では、「来年の大河 『真田丸』豪華キャストで出航 人気武将・幸村 初の主人公」(読売新聞:15年11月17日)という記事が検索されるのだ。

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