コロナで自粛、政治家のパーティーは “夫人お披露目”で乗り切りも

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 新型コロナ対策を巡る安倍政権のドタバタ劇に振り回されるのは“身内”とて同じ。2月26日に総理が要請した“イベント自粛”にうろたえたのは、政治資金パーティーを予定していた議員センセイ方だ。

「自粛要請の当夜に立食パーティーを催した秋葉賢也首相補佐官が“俺だけじゃない”と言い訳した通り、パーティーを開いていたのは、一人や二人ではありません」(政治部記者)

 自粛の是非はさておいて、ここでは騒動の渦中にパーティー開催日が重なったセンセイ方の姿を見ていこう。

 例えば、要請の翌日にパーティーを開催した自民党の高鳥修一衆院議員(59)。事務所に経緯を尋ねると、

「飲食の提供はせず、時間も30分程度に。受付では手の消毒をお願いし、希望者にはマスクを配布した。マスクも東京にはありませんので、地元新潟の秘書を総動員して買い集めたんです。料理に代わり、当日は急遽、稲荷ずしの手土産を用意しました」

 一方、一風変わった“土産話”で乗り切ったのは26日に開催した同党の務台俊介衆院議員(63)だ。

「参加予定者への連絡が間に合わず、延期はできませんでした。料理も出さず時間も20分。ただ、それだけでは申し訳ないので、せんだって代議士が入籍した夫人のお披露目をさせていただきました」(事務所担当者)

 もちろん自粛を決めたセンセイも。無所属の細野豪志衆院議員が予定していたのは3月2日。担当者曰く、

「総理の自粛要請を受けて、急遽、延期することにしました。翌日にはパーティー券の購入者に通知を発送し、当日は代議士本人が会場前で通知が行き渡らなかった方にお詫びをしています。延期とはいえ、直前だったこともあり、キャンセル料もかかりました」

 やるも、やらぬも苦労は変わらず?

週刊新潮 2020年3月12日号掲載

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