中居正広、退所会見で「ジャニーさん」遺骨を披露した狙い

エンタメ 週刊新潮 2020年3月5日号掲載

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 30年以上に亘って籍を置いた事務所との別れにも涙はなかった。2月21日、ジャニーズ事務所からの退所を発表した元SMAPのリーダー・中居正広(47)。終始、笑いに包まれた会見場で報道陣をどよめかせたのは恩師の「遺骨」だった。

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 2時間弱に及んだ会見はまさに中居のオンステージ。壇上には事務所関係者はおろか司会もおらず、中居はひとりで記者からの質問に答え続けた。ジャニーズ事務所に近しい業界関係者は、

「“新しい地図”の3人が感情的になって事務所を飛び出したのとは対照的。中居君は自分の気持ちを殺して、じっと耐えながらタイミングを狙っていた。その結果、誰もが納得する形で退所を決めたのだから大したものです」

 デリケートな会見をひとりで乗り切ったのも、持ち前の“MC力”ゆえだろう。

 目下、中居はテレビとラジオを合わせて6本のレギュラー番組を抱えるが、退所後の4月以降も継続が決まっている。局側の厚遇ぶりは、先にジャニーズを去った元SMAPメンバーと比べると一目瞭然だ。

「“新しい地図”を結成した3人のレギュラー番組は、独立後に相次いで打ち切られました。彼らを出演させないようテレビ局に圧力をかけたとされる疑いで、ジャニーズは公正取引委員会から“注意”まで受けている。それでも3人の地上波での活動は未だ単発番組やゲスト出演に留まります」(同)

 中居が「オンリーワン」の扱いを受けているのは間違いない。さる芸能事務所の幹部によれば、

「独立後もジャニーズのマネージャーが窓口を続けるのは異例。また、これまでのギャラ配分は、中居と事務所でおよそ“7:3”だったと聞きます。退所前から継続する仕事については、たとえば、番組の企画協力費という形で今後も事務所に報酬が入るのでしょう。加えて、独立後にジャニーズを通じて得る仕事のギャラ配分まで決められているとか。古巣に営業を委託する、一種のエージェント契約になるのではないか」

 そして、用意周到に事を運んだ中居にとって“葵の御紋”となりそうなのが、昨年、死去したジャニー喜多川氏の「遺骨」である。

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