100回目前で「仮装大賞」が大ピンチ 欽ちゃんの“不吉な予言”は当たりませんように……

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昨年で40周年

「仮装大賞」が初めて放送されたのは1979年の大晦日、NHK紅白歌合戦の裏番組だった。正式なタイトルは「欽ちゃんの紅白歌合戦をぶっ飛ばせ! 第1回全日本仮装大賞~なんかやら仮そう!~」で、新宿コマ劇場(現・TOHOシネマズ新宿など)からの生中継だった。

「視聴者参加型の番組として人気となり、第4回で視聴率は20%超に。最盛期には、正月、春、秋と年3回放送されて高視聴率を上げ、海外でも予選会を行ったほど。でも、予選会からスタッフがつきっきりなので、1本の制作費に1億円近くかかるとか。数字も段々と落ちてきて、02年に司会に香取慎吾を加えてリニューアル。04年からは正月、春の年2回となり、13年に視聴率9・6%と一桁に転落すると、翌年から年1回の放送となりました」(同・民放プロデューサー)

 ちなみに、近年の視聴率はといえば、

●14年2月11日:13・1%
●15年1月12日:14・0%
●16年2月13日:12・8%
●17年1月21日:10・6%
●18年2月3日:13・1%
●19年2月2日:9・0%
●20年2月1日:9・0%

 ここ2年は確かに数字を落としているが、むしろ年1回の放送日のバラつきのほうが気になる。日テレ関係者は言う。

「1月に放送したり、2月にやったりしてますからね。それだけ力を入れていないというわけです。局内でも、土曜日の放送ということが周知されておらず、『放送日を当日になって知った』と言っていた者までいました。確かに今年は、例年よりも番組宣伝も少なかったように思います。出場者には、構成作家や番組スタッフがアドバイスして、一緒にネタを作ることもあるそうですが、ここ数年は“傑作”が生まれず、マンネリ化しているようです。芸能人の参加も起爆剤にはなりませんでした」

 年末から香取をはじめ、元SMAPが地上波に積極的に出演したことが、話題となっていたが、

「にもかかわらず、『仮装大賞』が一桁でした。ちなみにこの日、香取は仮装大賞の後、21時から『初対面トークショー!!内村カレンの相席どうですか』(フジ)にも出演していましたが、こちらも7・8%と香取効果はありませんでした。手間暇かけて一桁では、打ち切りが当然と思われるでしょうが、相手は長年にわたり日テレはもちろんテレビ界の大功労者である萩本さんに“打ち切り”なんて誰も言えませんよ。今回の9・0という数字にも幹部は触れたがらない。あと3回は黙っておいて、記念の100回で大団円ということでしょうね」(同)

 奇跡の復活はあるか。

週刊新潮WEB取材班

2020年2月19日掲載

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