天草の隠れキリシタン文化財に「油性ペン」で書き込み
昨年暮れに明るみに出た、熊本県天草市役所による隠れキリシタン関連文化財の杜撰な管理。露見のきっかけは所有者の通報だった。
地元記者によると、
「天草市では10年にわたり、天草ロザリオ館と本渡(ほんど)歴史民俗資料館で隠れキリシタンの“信心具”などを保管・展示してきました。ところが今から1年前、それらの寄託者から市の担当者に“マリア観音像や根付などに油性ペンで数字が書き込まれている”という指摘が寄せられたのです」
寄託されていたのは389点。...